三月十六日(金)昨晩より殆ど寝ておらず昨日の日剰も綴らぬまま早晩に到り出先にて灣仔の某組織のスタッフルームで日剰綴ればWi-Hi環境も整い上網。晩に宴会あり全聚徳。北京の焼鴨料理の老舗は今では香港ばかりか東京も銀座、新宿にまで出店。同じ鴨でもアタシは個人的には益新とかで供す粤式の焼鴨のほうが好き。京式はあの「包んで食べる」のですぐにお腹いっぱいになってしまって。隣室が某かの宴会の麻雀室になっており覗いてみると中学生くらいの子らが雀卓を囲む。香港では家庭麻雀は普通でガキ雀も別に鯢たてる事でなし。それでも料理屋でずらりと学生が卓を囲むとなると興味あり何の宴会かと思えば香港喇沙書院(La Salle College)の春茗で、会場に侵入すると40卓ほどの大宴会。在校生と教師、卒業生ら一同に集結。香港代表する名門男子校の一つ。勿論、鹿児島と函館のラ・サールとは姉妹?校。鹿児島ラ・サールというと進学校の印象強いが耶蘇学校で17世紀の仏蘭西の修道士であったJean-Baptiste de La Salleにより創設。仏蘭西革命より百年早い頃に「学校教育による社会改革」という近代に目覚めたLa Salle師は家財や栄職を捨てて迄して一生を捧げたのが「青少年の教育」の由。美談なのだろうが……。いずれにせよこの「学校による青少年の健全育成」は今ぢゃ世界80余国で千校以上に修道士の数は八千人という。会場では「いかにも」という感じで威厳に袈裟かけた如き修道士が宴会前に説教など垂れるが末席の学生らはPSPでピコピコと遊ぶ。今週は四日のうち三日が益新、雪園に全聚徳では粤滬京と並び、四川料理だけ入らず。水曜日だったか確か昼に灣仔の四姐川菜で坦々麺食そうと誘われ辞退したことふと思い出す。