富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2007-03-04

三月四日(日)第11回香港マラソンの開催日。アタシは第2回目(1998年)と翌年10kmランに参加(当時、ハーフ開催なし、で10kmは4.7千人参加)。2000年より5年連続でハーフに出場、2005年に初めてフルマラソン完走し今年で連続3回目。気温24度、湿度95%で小雨という最悪のコンディション。朝六時半くらいにタクシーで金鐘に向うとすでに午前5時半スタートの10kmランの先発組数千人が続々とゴール目ざす。尖沙咀に到着せば06:10発のハーフマラソンと六時半の10kmの中発組はすでに出ていたものの06:50分の10km後発と07:40発のフルマラソンの参加者1万数千名で騒然とした雰囲気。フルに5,980名、ハーフに10,523名、10kmに26,781名の計43,284名が申請。高温多湿で当日の参加は多少減ろうが多数には変わりなし。レース終了後に聞いた話ではハーフ組は海底西トンネルでハーフのランナーは10km組ののんびり組に追いついてしまいトンネルから香港島で混雑甚だしくレースどころでない状況だった由。でフルマラソンは昨年より若干出場者減り(昨年、レースで死者出たことなど災いか)コースであるWest Kowloon Highwayもハーフの折り返しと遭遇せぬため四車線でかなり余裕あり。20kmくらいまではキロ6分半余というアタシにとっては絶好調(このままゆけば4時間40分くらい)。走り乍らいつも自動車道で走り抜けてしまうばかり、でついつい青衣の工業団地など眺めてばかり、で走りに集中できず。予想通り高温多湿でいくら呼吸しようにも酸欠。青馬大橋の折り返し中間地点の汀九橋でもうぐったり。後半の戻りは途中、何度も歩いてしまう。がアタシばかりか周囲でもかなり疲労困憊のランナー多く、これほど皆が歩いている光景など見たこともなし。とにかく走れぬ。立ち止まり深呼吸してもぜんぜんダメ。足は痙攣するし筋肉痛も甚だしく大幅に時間かかり屈辱的な5時間10分だかでゴール。今年は制限時間が5時間半になったのでよかったが昨年までならカットオフ。途中、歩いても5時間半でどうにかゴールできる、と読めた瞬間に歩く者多くなる。ハーフで早朝に走った湘南のO夫妻などゴールで待っていてくれる。荷物受取りその足で早々に按摩。体重が2kg減っていたがすぐにリベンジしそう。いったん帰宅して晩に所属のランニングクラブの定例会&香港マラソン打ち上げ。銅鑼湾の風景は絶景なる私家菜の食肆。聞けば皆さんやはり今日はコンディション悪かったらしく自己最低記録打ち立てた方がほとんど。真剣にこの大気汚染、参加者数の多さ、今後もひどくなること間違いなしの温暖化考えると香港マラソンへの参加は真剣に来年からは要検討。フルを3時間で走るランナーもいるが彼らに「それじゃあと2時間走れる?」と尋ねると「無理だ」という返事に「だから5時間走るって大変なのよ」と説明。写真家のY氏よりライカM型関係の本など数冊頂く。十五夜の月愛でる。帰宅してさすがに午後10時前に倒れるように寝入る。
▼本日、競馬はChairman's Sprintと香港金盃の地場G1レースあり。後者は一番人気のViva Patacaが二着で一着は05年のダービー馬Vengeance of Rain、三着に老いても着実なBullish Luckのがちがちの三頭で(買わずに正解)、前者は今期絶好調のAbsolute Championを軸にPlanet RulerとRegency Hourseに賭ければ的確にAC、PR、RHの順で入り連複もワイドもいただく。自分のレースはダメだがたまにやる競馬は好調。

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