富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2007-02-13

二月十三日(火)晴。朦霧ひどし。客人あり午後、空港へ。昨日もいた記憶。客を一旦ホテルに送り中環に客を連れFCCで一飲。お客が中環で束の間のショッピング楽しむ間に独りちょっと飲もうか、とMandarin Oriental HotelのChinnery Barに向うが恐ろしい混みようで怖じ気づきJimmy's Kitchenへ。中環のこの店は余の印象悪くかなり久々で改装後は無論初めて。バーもけして新しく奇を衒わず昔ながらの落ち着きあり。相変わらず苦手な彼の国の黒服マネージャーおり。この店、今晩だけで黒服のマネージャーが五人おり、その他に給仕が五、六人いるのだから、よくこんなに人を雇えるものだ、と他人事ながら首を傾げる。どう考えても黒服のマネージャー五人は要るまい。縁故採用とかなのかしら。常連の客にだけはばかに丁重(慇懃無礼にも見られるが)。午後の七時にバーには我一人で嬉しくなる。お客人と待ち合せWatson's Wine Cellarで豪州はPenfoldsのBin 389 Cabernet Shiraz 2002年(こちら)を一本購い?記酒家。?記は懇意なるA嬢の安排でさっと席に通され料理もメニューを見ることもなくA嬢とのやりとりで決まってゆく。葡萄酒を試飲してちょっと「このままでいいかしら」と思っていたら黒服氏が「デキャンタ、要ります?」と気をきかしてくれるし、デザートの甘味からお土産に、と年?まで頂きまことに嬉しいかぎり。こういうサービスが永年に渡り客を惹きつけているのだろう、と納得。旧正月も(最近の流儀にとらわれず)きちんと三が日は休むというのも立派。店で三日の休みが貰え深?に住まう両親のもとで過せるのが本当に嬉しい、とA嬢。客人をトラムで湾仔のホテルに送り、独り銅鑼湾のバーSに三十分だけ腰かけ帰宅。

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