富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2007-02-05

二月五日(月)湾仔鵝頸橋で諸用すませ早晩に久々にバーY。ハイボールで喉を潤してからドライマティーニ。Z嬢と銅鑼湾で待ち合せ。簡単に夕餉、という話となったが銅鑼湾で食す機会は我々の場合、極端に少なく、せいぜいバンコクからY氏が来ると時々「いろり」、ランニングの打ち上げで韓国料理の郷村に行くくらいで、積極的に自分から銅鑼湾で食す、という意志がない。須臾、路頭に迷うが二人して体調不十分ということで「郷村で参鶏湯」ということに。滋養にはいい選択だった。そごうの珍しくPradaで靴など見て思ったのだが、たかだかズックがHK$2,800もする。高級品だがベトナム製というのが気になる。ベトナム製に偏見がなくても(製品の質が良ければ何処製でもいいのだが)ベトナムの人件費が安いのは事実。ならば価格が安くてもいいはずだがPradaであるからズックでもHK$2,800でないといけない、の鴨。で、隣の革製の靴、は見るからに高そうで而も伊太利製。だから「高い」と最初からわかって値段を見ると、こちらがHK$3,400である。伊太利製の高級牛皮の靴とベトナム製のズックの価格差がHK$500というのが、よくわからない。靴の素材と人件費の格差を考えると価格差はもっとあるはずなのだが……。結局、ブランド品の値づけなどいい加減なもの、か。
▼香港の映画雑誌『電影双周刊』が一月末に創刊から28年、724号を以て休刊(事実上の廃刊)。香港映画の斜陽、ネットなど芸能情報の氾濫のなかで赤字続きで今日まで発行継続したことがむしろ驚き。この十数年で何度かパラパラと捲ったことあるが買ったことなし。キネマ旬報のような評論誌とするには港産映画は娯楽作品画多く映画評読むマーケットもなく、この雑誌も商業映画紹介中心で香港映画祭であるとか香港電影資料館とのタイアップなどもなかったもの(と思う)。

富柏村サイト http://www.fookpaktsuen.com/
富柏村写真画像 http://www.flickr.com/photos/48431806@N00/