富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2006-06-22

六月廿二日(木)今になって昨日夏至と知る。言われて見れば昨晩の午後七時前にまだ明るき空に見事な夕焼け空。小泉三世メールマガジンにて誇らしげにサマワ地区の陸自部隊撤収を語る。このメールマガジンこそ「しゃべり」に無芸なる小泉三世にとって最ものびのびと語れる場。この自衛隊撤収の政府決定が廿日、翌朝の新聞トップ記事、でその翌日の朝九時(日本時間)にメールで小泉三世の「肉声」とは実にいいタイミング。
自衛隊の諸君一人ひとりが、日本国民の善意を実行する部隊なんだ、という強い自覚の下に、それぞれが汗を流して厳しい環境の下で活躍してくれたおかげであり、私は、自衛隊諸君に対して、心からの敬意と感謝を表明したいと思います。
と小泉三世宣うが自衛隊派遣は国論二分せしもので勝手に「日本国民の善意」などと総意にしていただきたくはない。また
自衛隊の活動が円滑になされるように、様々な配慮をしていただいたイラク政府、住民、そしてアメリカ、多国籍軍、イギリス軍、オーストラリア軍、そしてオランダ軍、それぞれの政府、国民に対し、厚く御礼を申し上げます。
って自衛隊員一人の生命でも失えば強引に自衛隊派遣の政府にとって内閣存続も危ければ自衛隊を守ってもらってのお礼か。火事場に「俺さまもここはひとつ……」と乗り込んで火事で住み家ばかりか生命すら危険なる目に遭う人々にまで助けられての本人なりの手伝いに火事の火はいっこうに消火の気配すらないまま自分なりに達成感あれば「それじゃ俺はこのへんで」と火事場あとにする身勝手さの如きもの。自衛隊の隊員諸君の努力には敬意表す。ただ、その自衛隊隊員の命すら追米趣味がために用いたる政府与党が許せまじ。本日諸用あり晴れ間に幾度か驟雨のなか中環プリンスビルディング内の某社訪れる。立法会議事堂眺むるオフィス窓の結露あり。それ通して外景撮影せば興味深き画像となる。諸事忙殺され晩に至り帰宅してハヤシライス食す。Bloody Mary一杯。ここ数日時間もなくW杯蹴球の賭けもしておらず。

富柏村サイト http://www.fookpaktsuen.com/