富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2006-05-29

五月廿九日(月)慌ただしく一日が終わるだけで綴ることもなし。
▼最近この日剰で一つのネタ引張るが巴士阿叔(バスおじさん、こちら)もいろいろなversion登場しているが余の提案はやはり勧進帳安宅の関忠臣蔵で松の廊下も一瞬いいかと思ったが、やはり勧進帳で、阿叔が弁慶で空文の勧進帳を読み上げるノリで捲し立て、聞き役(Elvis青年)が富樫。でこのビデオ撮影の青年(Jon君)は義経で、弁慶と富樫のやりとりをじっと身を伏せて携帯でビデオ撮影する、というのがミソ。で話題のこのビデオクリップ、撮影者のJon青年が現場の仔細語り、Elvis青年も弱冠23歳で旺角で小さな不動産屋「民福地産」営む実業家と判明し当日の様子をマスコミに語る。依然「巴士阿叔」だけが誰か暴露されず。阿叔本人は赤面の至りだろうが、こういう場合、隠れたり否定するより、それで芸人になってしまったりするほうが実は処世は楽かもしれぬ。「未解決」Tシャツや「我有壓力」Tシャツなども発売(こちら)。
▼香港海洋公園。昨年の今頃には香港鼠楽園の開園で客奪われ大打撃と予想されていた海洋公園が年間入場者数の最高記録更新。毎年7月からが新年度。これまでの年間入場者数の記録は403萬人だが今年は6月末の年度末まであと1ヶ月で余裕で記録更新。開園29年目で快挙。すでに人気の峠越した、と思われし遊園地の経営託されたは蘭桂坊仕切るAllan Zeman氏で「去年の今頃は香港鼠楽園の開業で20%の減益必至、最悪25%減と見積もっていたのは、これまでディズニー開園で太刀打ちできた遊園地などなかったから」と喜びを隠さず。それがまさかの入園者増は確かに海洋楽園の大規模な設備改善や「クラゲ館」のヒットなど自助努力もあるが鼠楽園の予想に反する不人気が追い風になり海洋公園の入場者数の伸びの最大の要因は実は中国からのツアー客ばかりか地場の客の増加。鼠楽園の開園であらためて昔からの地場の娯楽施設をば認識しての再訪。

富柏村サイト http://www.fookpaktsuen.com/