富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2006-04-14

四月十四日(金)耶蘇復活節連休一日目。朝寝貪る。昼から科学館にてフィリピンのAuraeus Solito監督の“The Blossoming of Maximo Oliveros”観る。マニラ郊外に住む12歳の少年の物語。少年であるが気分的には女の子。盗難携帯電話の売買が生業の父親、兄は兄で映画のコピーVCD売ったりとヤヴァイのだが、この少年が家事を切り盛りして実に仲良く暮している。この少年が警官に恋して家族の生業に疑問抱くところから話が展開するが、十数日でビデオで撮影された作品にマニラの下町の暮らしもよく描かれる。九龍の知る風呂屋に垢擦り、按摩。早晩にZ嬢と待ち合せ太古城のUA映画館に『スクラップヘブン』観る。監督は李相日。主演は加瀬亮栗山千明オダギリジョー。想像力だとか、世の中を変える、とか何かメッセージばかり口にするのだがキャラクターにあまり魅力なし。寧ろ柄本明演じるベテラン刑事に魅力あり。

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