富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2005-10-15

十月十五日(土)晴。英国王立アジア協会(RAS)香港支部の歴史探訪で朝九時過ぎに中環の聖John教会。香港開闢から六年後の1847年に建立され二 年後に初めて正式なミサ執り行われた香港の由緒正しき教会。建 物はビクトリア朝ゴシック建築で今ではビルの谷間だがきちんと東を向いた教堂のステンドガラスは当時はさぞや眩しく輝いたことであろう。若い神父に続き RASの長老会員が1950年代からの教会や中環にまつわる話をされる。英国人は植民地において植物園を設け蒙古馬走らせて競馬を始め、そして英国教会を 建立し、と「当地には関係ない、些か無駄と思われもするもの」と英国人らしいウイットが可笑しい話。教 会見学このあと聖Paul教会の見学もあり興味深いのだが個人的に時間切れで途中で失礼する。Citibank Plazaの前でM君の車に拾ってもらい昼まえからピークにあるK氏邸にてガーデンパーティあり参加。午後M君の車で中環まで送ってもらい香港赤十字で献 血。三ヶ月に一度の肩凝り解消手段。FCCにてハイボール二杯。今ごろになり岩波『世界』七月号で日経の田村さんの「対中国円借款打ち切りの真相」を読む (重要な指摘あるがこれについては後日詳述)。九龍に渡り按摩。ペニンスラ ホテルのバーでドライマティーニ二杯。格式高いはずだが酒の作り方だの緊張感がない。T 夫妻とZ嬢と待ち合せ同ホテルの7階の旧館屋上で“The Peninsula Barbecue”ってたんなる肉焼き主体のビュッフェなのだが一昨年だか確かSARSで香港ホテル業界最悪の年に昼 は室内プールに面したサンデッキだが夜は用途なき空間で少し涼しくなる九月からBBQビュッフェ始めたらそれなりに好評。確かに牛ヒレも羊肉のチョップも いい肉を使っておりついつい食べ過ぎ。赤葡萄酒。値段にお酒含みますなら尚嬉しいところ。スターフェリーで中環に戻りタクシーでT夫妻送り帰宅。食べ過ぎ で脂汗かくほど。

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