富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

六月三日(金)早晩にジムで小一時間有酸素運動。昏時バーYに寄りドライマティーニ二杯。帰宅して焼き魚で夕餉。蹴球の日本対バーレーン戦が深夜あること知りスポーツ観戦せぬ余が珍しく畏友B君に電話で話すと恰度バンコクから戻つたところで何処かパブででも観戦のつもりだつたと。衛星放送で中継あり。雷鳴轟くなかタクシーでバーS。B君と待ち合わせジャックダニエル数杯。深夜十二時過ぎにFCC。サッカー中継見るのは余とB君のみで他の客は日本対バーレーンはマイナーすぎてか関心もなし。1対0で日本が勝つ。バーYに戻り痛飲。
▼ポスト小泉をめぐる自民党内の動きにつきに朝日かなり熱心に報道。経済部出身の箱島君社長退任で政治部巻き返しといふ噂もあり。今日も政治部長持田周三君の署名論説で「首相は国益を語れ」とかなり強い論陣張る。小泉三世が靖国参拝で何を考えているのかわからないと言うがそりゃそうで何も考えておらず。強いていえば中韓の反発受けても信念でもつて靖国に参拝する袴羽織姿の凛々しい自分を描いているのだろうか。いずれにせよポスト小泉は築地のH君の言葉借りれば「戦後保守」の最後の反撃が始まるのか、本当に瀬戸際。河野洋平衆議院議長が元首相を集め首相の靖国参拝を牽制。議長の異例の動き批判する中曽根大勲位も小泉三世の靖国参拝を批判。大勲位の参拝中止は「高度な政治判断」だが小泉三世のは本心から「私的な感情」。それが国会答弁として通用するんだからすごい話。私的な感情の発露でもつて国の外交を左右。本来なら「靖国参拝こそが国益」とでも答えてられるが本当に何も考えておらず。安倍晋三君ならぜったい「私的」などとは言わず。だが安倍晋三君や石原慎太郎君が総理になると靖国どころか致命的に国益を損なう。がH君の話では民主党には「安倍待望論」があるそうで自民党が極右にいけば中道右派の票が民主党にまわるという安易な打算。もし安倍晋三が首相で勇ましいこと公言し喝采浴びてるときに「中道右派」みたいな中途半端では寧ろ誰からも相手にされず。また民主党が恐れてるのは谷垣禎一君で「岡田代表とキャラがかぶるから」といふ噂も。

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