富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

十二月廿九日(水)夜半から雨。みぞれから昼前に雪となる。母と筑波の研究学園都市の「いちい」といふ手打ち蕎麦屋。せいろととろろ蕎麦。日暮れまでかなりの積雪。晩に年末のバラエティなど見ながら実家で久々の晩餐。二更に独り近郊の大型銭湯に浴す。日本に戻ると自動車運転しつつ昼はTBSのラジオ放送聴くこと多し。大沢悠里のゆうゆうワイド毒蝮三太夫永六輔の遠くへ行きたい、小沢昭一的心などが四半世紀前と全く変わらぬ世界が其処にあり。晩にニッポン放送で今年一年振り返るような番組あり新潟地震でのナントカ村の住民が罹災してもやはり村の集落の隣人とこれからもともに暮らしたいと願っていたこと取り上げ「なんか日本らしい、すごくいい部分を見たような」だとか感想述べ思わず雪道にスリップしようになる。自然災害に遭ってもまた居住地に戻りその共同体での生活望むのは新潟だけじゃなくハリケーンに襲われた米国でも津波プーケットでも三峡ダムに村の没む中国でも同じこと。こうして民族の神話作られるか。
津波被害に遭った大陸旅遊なる旅行代理店のスリランカツアー。野生動物と冥想する旅。スリランカで野生動物と一緒に冥想……山上たつひこの世界か。

富柏村サイト http://www.fookpaktsuen.com/