富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

三月廿五日(木)雨。朝寝貪り昼前にホテル引き払いシャトルバスで外港埠頭に参れば雨ひどく荷物もあり埠頭前のトスカーナ伊太利亜料理屋で昼食。またも呆れるほど食し赤葡萄酒。午後の水中翼船にて香港に戻る。香港も小雨模様。一旦帰宅して夕方から尖沙咀に私事、薮用あり。酔ってないつもりがやはり思考回路は酩酊気味。帰宅してさすがに空腹感もなし。日剰綴っておれば愛用のノートブック突然クラッシュして再起動するが立ち上がらず。このままリカバリ始めたら徹夜になると観念しTanqueray一飲し臥床。
台湾総統選挙についてSCMP紙本日の社説で曰く連戦候補の国民党並親民党による総統選再開票の要求について亜扁総統側が再開票受入れたことに対して戦線君が再開票の手続きに不満の意を表しそればかりか再選挙をば要求していることにつき選挙に疑惑わしき点あるにしても現時点では亜扁総統側の再開票=公利に応じるべきでましてや再選挙の要求は再選挙すれば連戦側の当選ほぼ間違いなきわけでこれを求めるは「私利」と見られるわけで連戦側の得にならず、と。御意。`ところで中国政府外交部は米国政府の台湾総統選挙への言論的介入について「言うまでもないが台湾での選挙は中国の一地方選挙であり結果の何如を問わず台湾が中国の一部分である事実は変わらない」と見解。中国側の立場面子もわかるが世界の何処に共和制をとり元首と憲法を有する政治体がその司法立法行政と三軍を統帥する元首の選挙を行っている事実を地方選挙と言えようか。石原慎太郎君とてそれほどの権限はなし。中国がどう認識しようとも台湾がこの国家政治体であるのは事実。一地方といい張るよりも昨日のFrank Ching氏の言う通り具体的にこの国家体をどうすれば統一できるのか、そのためには中国ぢたい何が必要なのかを探るべきでなかろうか。