富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

一月朔日(木)晴。「朝生」見て途中九十分ほど寝てしまったが論争は何ら進展もなし(笑)。何といっても姜尚中教授の知性。小林よりのり君も口下手のため論争には加われぬが純粋にお国のために亡くなった英霊への鎮魂といふ点においてはネオコンだの国政右翼にはなき純粋さ見た思ひ。寝不足のまま朝九時からいきなり「サンダーバード」6号登場の巻、続いて実業団駅伝、新春桧舞台にて三津五郎の踊り「まかしょ」見ていたらもう午後の二時半。父と書画の整理。父と八幡宮に参るが自動車渋滞にて諦め神崎寺に祖父母の掃墓。余は国家神道嫌ふが八幡宮神社本庁的なるものに多少距離もあり。夕方、護国神社にかなりの人出あるを車で通りすがりに見る。余が幼き頃はどこに護国神社があるの?といふほど地味な存在であった護国神社偕楽園の低地に公園整備され護国神社まで公園化進み護国の平和と繁栄をば願う国民の参拝多し。首相小泉三世も靖国神社に本日参拝。小泉君本人は元朝参りであって日本によくある風景、と。だが靖国神社の性格考えれば首相といふ立場の者にとって靖国参拝は赤坂の日枝神社ぢゃないのだから単に正月の「元朝参り」では済まさせぬこと。石原なら「何が悪い!、東京都知事石原慎太郎靖国神社を参拝した」と開き直るが首相が「元朝参り」と宣ってしまふのが、これが小泉三世が自らのやっていることの政治的意味、歴史的意義の重大性が全く解っておらぬ証左、と姜教授も指摘。この、飄々と「えっ?、元朝参拝」といふ無節操さが東京都知事より始末に負えず。結局ご本人は自らの袴羽織姿がどれだけ颯爽と国民に映っているかのほうが中国、韓国からの非難よかよっぽど気になるところところかも。小泉支持する国民も同じく東アジアでの日本の立場よか「お正月はやっぱり袴羽織よねぇ」などと感想か。スーパー銭湯に一浴。晩もつい「筋肉バトル」など見て四時間半余。深夜「内村プロデュースSP」など続けて見てしまって一日が終ると元旦の一日とは何だったのかと深省するばかり。