富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

十二月廿一日(日)新界は林錦路に位置するKadoorie Farm & Botanic Gardenにて開催されるKadoorie兄弟追善記念レースに参加のため同農場。朝の石崗の気温摂氏6.8度。Kadoorie家は祖先は東印度会社に繋がるといふ印度系富豪にて現在はペニンスラホテルや中華電力の筆頭株主、慈善事業などにも積極的にて中華電力の度々の電気代還元といいこの農場経営といいどこか英国のユートピア思想、空想社会主義的な雰囲気あり。この先代のKadoorie兄弟追善のレース二年連続にて申し込みながら一昨年はレース前日に親不知抜歯し走るにも走れず昨年は競馬の香港国際と重なり余の登録にてZ嬢が参加。今年は正式参加のZ嬢、T1夫妻とT2夫妻も。Kadoorie農場の敷地内に拝む観音山(標高450m)の頂上まで一気に標高差400mを5kmの道のりで駆け上る、といふ結構過酷なるレース。終って観音山下りバスでネパール人多く住ふ錦田。Katmandu Villaなる料理屋にてネパール料理の昼食。錦田より歩いて昨日開通なったKCR「西鉄」の錦上路站。呆れるほど巨大なる站舎、南昌〜元朗といふ中途半端な路線には不相応の車両=ホームの長さ(写真)、站前のバスターミナルなどもかつて日本で東北新幹線にて那須塩原とか白石蔵王といった駅舎出来たころ彷彿させる閑散ぶり、今後の開発をば想定してだろうが半永久的にこの建設工費の回収は無理は確実。列車は錦上路站を出ですぐに大欖の山潜る隧道へと入り美孚から終点でMTRの東涌線に乗換えとなる南昌站までずっと地下走る。帰宅して夕方転た寝。起きて北角の寿司加藤。一緒に走ったT1、T2夫妻と寿司。日曜日ゆえ小さい子連れた家族多し。なぜか更に皆で拉麺所望し「札幌」にて葱拉麺。帰宅して十時前に臥床。ここ数ヶ月の疲れも限界か。