富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

十一月廿四日(月)快晴。先週のTripod不通に続き今日は卓上のPCのシステム破壊あり終日かかり修復依頼。幸いハードディスクに障害なくデータ救われる。メールソフトの中身は?と尋ねられ二年ほどのメールこれを機に消去。
▼昨日の統一区議会選挙は民主党大幅に議席伸し親中派の御用政党民建聯議席九十余より卅ほど減らす惨敗。党首曾玉成君責任とり党首辞表提出。快事。曾玉成といへば七月朔日の五十万人市民デモの当日、示威集合地点となったヴィクトリア公園親中の左派団体にて半ば借り切り康楽活動実施し廿三条反対デモ牽制し何万人デモに参加しようとも国家公安立法成立に邁進と豪語、地下鉄站には「国家なくして家はなし」なる浅ましき標語掲げ傲慢ぶり発揮せしが市民の反感喰らい今回の選挙にては副党首現職の重点区にても民主派の何少蘭女史に惜敗。信報の社説曰く今回の選挙にて民建聯は無残なる被害者、と。民建聯の母体は7年の香港返還控え民主派が反中姿勢強烈なるなか北京政府との対立香港に安定した将来期待できずと保守の連中で結成された民生重視の政党にて、今回の選挙にて否定されたは董建華の愚政ぶり。民建聯が親中派董建華支持がため反董建華民主党に流れ結果としての民建聯の敗北。本来区議会は民生が論点になるべきで与党として民生重視し地区環境整備など地道に続けたる民建聯にとって住民の支持受け当然のところ政治的には単なる御用政党と化し北京の後ろ盾にて国家保安立法にての立法化貫徹の傲慢さ、所詮、御用政党は御用政党、何ら存在意義もなき輩と化す憐れ。