富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2003-06-23

六月二十三日(月)晴。香港で英語の地位低くなったのは事実。英語を解さぬ者がいるのも、それをとやかく言う必要もなし。ただし今日驚いたのは或る歯医者に電話したら、電話に出た相手、こちらが英語で話していても延々と広東語にて答える。英語ができぬのならそれはいい。こちらが広東語なりにあわせばよし。ただこの人が奇怪なるはこちらが英語で質問することにきちんと広東語で答えているわけで、つまり英語をきちんと解した上で広東語で答えるというかなり不親切というか横柄な態度。呆れるばかり。築地のH君より指摘あり池田理代子先生『栄光のナポレオン―エロイカ』なる全12巻もある大作を上梓している、と。ベルばらのアランも出てるそうな。それなら、やはりあの『ベル薔薇』のあの最後のナポレオンの強調の意味はやはり次はナポレオンなのよ、という池田先生の公言、と合点いく。それにしても『ナポレオン』を余も知らず築地H君ほどの人も読んでおらず。地下鉄の某駅を降り立てば商店街あり、その一角からカラオケ絶唱聞こゆ(写真)。何かと思えばフィリピン人の女中さん相手にした小さなピノストアにて故郷産の小物扱うのだが女中さんの福利厚生で国際電話だのインターネット接続された電脳だの、でカラオケもあるのだが、それはいいが黄昏に店の前に椅子まで出してカラオケ熱唱とは大らかというか何というか。帰宅してテレビ見ていればアイルランドで開催の身障者オリンピックの報道あり、次回は長野市が主催地で田中康夫知事が引継ぐらしいが、香港チームはSARSで出られるの、出られないの、マカオにて10日自主隔離して合宿として参加だのといろいろあったが無事参加。このオリンピック、「片輪でも五輪とはこれ如何に?」とかそういうことを言うと差別となる。