富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

三月八日(土)晴。T君主宰にてWilson Trailのトレイルあり参加するつもりが愚猫泌尿に難あり糖尿病と診断されZ嬢により毎日インシュリンの注射されているのだがあちこちに放尿ひどかったものが投薬と注射いらいだいぶ改善されたものの昨晩夜鳴きひどく余り眠れず未明よりまんじりともせぬまま朝迎える。さふいへば昨晩下弦の月美し。午前ぼんやりと新聞など目を通す。午後中環は昭隆街の永楽園にて名物の熱狗(ホットドック)食してから或るセミナーに参加。勉強になる。少しだけジムにより帰宅。Z嬢のところにH嬢「男山」の純米大吟醸持参で来られて先月父より頂戴した「八海山」飲みながらZ嬢手作りの肴。アイスクリームも自家製。
▼では米国と日本を比べてみれば最近の10数ヶ月では米国経済は緩慢ではるが復調の兆しあり、日本は敢て言う必要もないが経済は下落する一方で回復の兆しすらない……と一刀両断のこのコメント、これは昨日開催された中国の全国政治協商会議にあわせ香港マカオ選出の政協委員に対して中共の新総書記Coquinteau氏が述べたもの。中国の経済開放のまるで教師であり資本投資の重要な水源であった日本はその「遅れた大国」であったはずの中国にここまで罵詈されるほど落ちぶれているのだ。だがこういった発言がされていることすら日本は知らず。日経平均株価8,144円、20年ぶりの低水準、通常の、日本以外の感覚であれば自民党は当然この10数年の不況克服できぬ「罪」にて与党の座を追われているのだろうが日本の不思議なところは自民党が寧ろ安定を果たし然もその自民党と連立与党となる政党があるといふこと。
▼文部省「規制緩和」にて大学入学資格与える国内の外国人学校の対象を米国と英国の学校評価機関による認証受けた学校のみに限る方針、中教審に報告し了承される。何でも米、英のみ(笑)。朝鮮学校、韓国、中華学校は122校ある学校うち約100校を占めながら対象外。教育基本法の改正などばかり躍起、最も大切なことはこうした様々な学校出た子どもらをどれだけ日本の大学に取り組みその後の社会にて活躍させるかが課題であるのに、こういった規制により優秀なる学生はどんどん日本を避ける。こういった排除で損をしているのが日本であるということが解らぬ馬鹿さ加減。亡国への道まっしぐら。