富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

癸未年正月初二(日)曇。朝から正月の銅鑼太鼓鉦の音遠くより響き窓から見下ろせばマンションの倶楽 部會所前の広場にて獅子舞。昼前にZ嬢と康柏徑を上りパーカー山の中腹を西湾河から柴湾まで見下ろしながら歩く古道あり大譚峠まで5km余、二時間余散 策。途中、Shau Kei Wanから山腹に眺める奇岩・将軍岩近くから拝む。急ぐトレイルでもなく超級市塲の袋に山道に捨てられたペットボトル、ビニール、菓子袋の類を拾いつつ歩 けば一時間ほどで袋一杯となる。大譚峠より大風峠に歩みMount Parker RdをQuarry Bayに下り正月も休まず営業のEast Endにて午後遅くale二杯ほど。かつては農歴正月など三、四日と正月休みをとる店多く市街静まっていたものの今日などまだ初二だといふのに生鮮まです でに啓市、Quarry Bayにては秀逸なる包子屋・聖羅蘭のみ「初八啓市」と一週間の休みはさすが。いいちこ真露購い帰宅。NHK大河ドラマ『武蔵』見ながらチゲ鍋。時代 劇に現代語使うなとはいわぬが別れの挨拶で「それじゃ!」とか「〜して下さい」といった表現、あまりにもすぎないか。姜尚中森巣博の対談『ナショナリズ ムの克服』集英社新書少し読む。森巣氏については余の日剩2002年6月2日に石原を「放し飼いする」日本のマスコミ非難の朝日記事について記載あり。
▼米国宇宙船コロンビア号炸裂について米国総統小布殊君の追悼演説を聴く。そのV6三宅君的な虚ろな表情、 この人が米国なる覇権国家の領袖にてこの人の智慧に世界の50億余の生命が担われているとおもうと恐ろし。ブッシュ、いっそのことこの人宇宙飛行士にして 冥王星探検にでも向かわせたら如何だろうか。20年近く前?の同じスペースシャトルの爆破事故での当時の総統列根君の演説彷彿するが列根君も政治的には小 布殊君と同じ米国覇権主義的であるがまだ演説する顔に智慧とまではいわぬが知恵あったはず。
▼旧聞に属すが1月28日に香港政府基本法23条立法につき中間報告公開。緒案に対して、戦争の定義を実際 の戦争或は武力衝突に限定、扇動性刊行物罪の削除、この法の適用を中国公民に限定し外国籍の香港永久居民など除外など政府譲歩した点も見られるが、依然、 白紙草案(White Bill)による法制化、つまり白紙から市民、諮問機関などに諮り法律条項を練る立法手段を取らず。とくに中国国内にて国家転覆など「重大事故」あった場 合に中央政府の命令により香港政府保安局が香港内でこれに関係すると思われる組織の取締、禁制が可能であり、例えば法輪功であるとか北京にて反政府活動し た場合は香港の法輪功は香港内での宗教活動認められているにも拘らず取締られる、といふわけ。