富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

十二月十五日(日)快晴。年に一度の香港国際賽事の開催。勇み午前11時の開門と同時に沙田競馬場に 入場す。10年以上前にテレビのドキュメンタリーにて競馬場の様々な物語を映す番組あり、冒頭「男たちの朝は早い」と開門と同時に競馬場に向かいパドック にて熱い視線を馬におくる男たちの姿あり、その中に同僚のN君の、仕事では見たこともなき厳しい表情を見て大笑いしたことありしが、まさか自分がそうなろ うとは思いもせず。入場と同時にレープロ、知人に頼まれた記念品の購入済まし昼食。正午となると記念品売場も食堂も長蛇の列。千名とまではいわぬが日本か らの参観者かなり多し。昨年の日本馬のG1全勝にて今年晴れがましき表情。R1に馬主C氏のDashing Champion出走。昨年もこの日にC氏のDashing Winner出走し見事一着にてダービーへ向かい、今日もそれをDCに期待する。騎手は李格力君にて倍率10倍は李格力君の勝ちパターンと期待するが惜し くも5着。昨年のこの日に月本氏と『ハロン』S編集長の関係で紹介いただき春のQE IIカップにも来港のライターM氏、N氏、いなご社長らと再会。R3の香港スプリント(G1)は99年の Fairy King Prawn以来で香港馬、1番人気のAll Thrills Too。余はショウナンカンプ藤田伸二)、ビリーブ(武豊)地元馬のFirebolt、Cape of Good Hope(喜望峰)の連複で×。Fireboltが二着に入り99年と昨年一着のFalvelonが三着、買えぬ馬券でなし。R4はMedic Corpsにて辛うじて勝つがR4の香港Vase(G1)は1番人気のEkraar (Godolfin/Dettori)とするがAnge Gabriel(仏)。R6にて知古の馬主W氏のGoogles応援するが8着。I君来場。香港マイル(G1)日 本人の期待がアドマイヤコジーン武豊)とトウカイポイント(蝦名正義)に集まるなか1番人気はNoverre、余は香港馬にてElectronic Unicornとするが49倍の昨季ダービー馬Olympic Expressが一着の番狂わせ。I君に冗談でElectronic Unicornからの総流しもありかもね、なんて言っていたら結果連複はHK$1,473の高配当。愕然。武豊君に「タケ!、なにしに来たんだーっ!」 「日本に帰れーっ!」(当たり前……笑)と日本人客の罵声轟く。こうなると香港の幸運続き香港カップ(G1)までまさかの66倍Precisionが来てしまい、これは結果論だが昨季のダービーのOlympic Expressに続く二着馬なのだった。ちなみに日本馬は昨年の香港カップの覇者にてQE IIカップでも二連勝してきた二番人気3.8倍のエイシンプレストン5着と惨敗。大穴狙い専門のI君、32倍にて7番人気のDano-Mastから連複の 総流しするがDM三着。I君QPなる馬券知らずQPにしていればかなりの儲け、と地団駄。日本人客寂しげに競馬場を去るなか最終レース、Golden Years軸に手広く賭けるが外したCitizen Kane一着に入りGYは二着で脚に選んだ三頭が三着から五着と無念。昨年は日本馬、今年は香港馬がG1四戦中三勝、で来年こそUREの Godolphinの巻き返し?……って単純じゃないか。国際G1で余は勝てたためしなし。祝杯どころでないがI君とシャンペン購い帰宅し一飲、Z嬢の手 料理を肴に岩手は陸前高田の酔仙の吟醸酒