富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

十二月七日(土)晴。昨年に引き続きランタオ島にて開催されるPhoenix Walkathonに参加。梅窩から大澳まで昨年27.5kmを5時間52分という時計にて個人10位になってしまい多少意気込む。が、12月だ といふのに26度まで気温上昇と天気予報。朝はここ数日の如く濃霧のところ午前10時の梅窩(海抜0m)の出発時にギラギラと直射日光照り始め嫌な予感。 梅窩に行くフェリーにて競馬予想し出発前に携帯で投票。南山の一区はまた曇り我がランニングクラブの精鋭チームについて途中まで走りどうにか先頭集団後方 に位置し二区に入るが快晴になり気温は日向にては30度気分のなか二東山(747m)から大東山(869m)に上ると今度は一転して濃霧にて肌寒きほど。 伯公峠(330m)まで下りここまで順調ながら気温の変化でかなり体力消耗し鳳凰山(934m)への上りでは下半身に全く力入らず、体力の消耗にしても異 常なほどの脱力感ありふと思えばイチローで売れたCWXの スパッツを穿いていたのだがかなり脚が締めつけられ血液循環が悪いことに気づき(体格だの気温で向き不向きあり、そういえばマカオハーフマラソンにても これ穿かず寧ろここ2季にしては好調)予定より30分ほど遅れて大仏まで下りZ嬢などと会い、ここでCWXを膝下よりばっさりと切る……12,000円が 台なし。ここから平坦になり昨年同様に走るのだが昨年もこの四区にて脚を攣り地獄の苦しみあり慎重に走り出したつもりが昨年と全く同じ場所にて両足攣って 10分ほど悶絶苦闘。地霊でもいるのかとすら思う。どうにか復帰して怖る怖る走り始め上姜山の上りはCWX切ってしまってかなり楽になり萬丈布の平原にて は西に傾いた太陽とその光線、薄くたなびく霧、そこをわずか数人のランナーが細道を駆けてゆく光景は素晴らし。ここまでくればあと数キロにて大澳まで走り 続け6時間22分にて終点に到着。昨年より30分遅く、これは鳳凰山での上りと脚の痙攣あり下りは何れの階段も全く走れなかったロス、それでも個人9位に て昨年に比べかなり参加者の体力消耗激しかったことを物語る。競馬は第8レースの実況に間に合うが四番人気のBold Vision(馬偉昌/方厩舎の単勝がHK$79.5ついて、これに今日は多少大きく賭けていたので他レースの負けも回収。ランニングクラブの後続の到着 を待ち昨年同様この終点にある肉料理もふんだんに出す精進料理屋にて打上げ。夜、夜空に星も美しきところ三日月が大澳のかつての塩田の浅瀬の水に光を落と しまことに風情あり。バスにて東涌、地下鉄にて香港島に戻る。ランニングクラブの精鋭チームは12時間にて70kmの梅窩に戻る全行程を走破し見事二位と 報せあり。