富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

七月二十五日(木)晴。夕方ジム。ウェイト少し重くする。銅鑼湾霎東街の何洪記にて馳名生腸及第粥食す。滾粥に生の腸と生レバーを加えたものにて具が新鮮でなければ「命がけ」にて信用おける粥屋に非ば食してはならぬ粥。上環生記、旺角景記、佐敦和味それぞれに及第粥美味いがこの何洪記はよくもあしくも上品。何洪記は1946年よりの老舗にて利舞台の隣家にて利舞台がまだ劇場であった当時は粤劇が跳ねたあと芝居帰りの客が訪れたり、か。何洪記は住祉を英語にてはSharp St., Eastと綴るが霎東街は正しくは一語にてSharp St. Eastなり。霎(小雨)の東とは不思議な街名にて鵝顎橋の向こうには霎西街もあり地名で霎とは意味わからず暫し考えこれはSharpなる英音の当て字(shap)かと察す。昨晩詠んだ「南洋の真珠の街にのぼる月」なる句は月並みにて
南洋の真珠の街に優る月
と詠み直す。先日ライヴ聴き逃せし北京住人ファンキー末吉氏のバンドX.Y.Z.→AのCD購い拝聴。さすがに大人のヘビメタはカッコイイ。