富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

七月初三日(水)快晴。
▼経済紙『信報』29周年の特集にて民主党党首・季柱銘曰く「董建華是北京傀儡」と。然れど傀儡とは「人の手先になって『その意のままに』動く者」なり。董建華君が香港の政制を破壊し続ける様北京中央が驚くほどににて「意のまま」どころか北京の意図を遥かに越える革命的意欲は寧ろ紅衛兵であるが如し。
▼(朝日)鹿児島県議会が中国を訪れる県立高校の修学旅行の訪問先から南京市の南京大虐殺記念館を除くよう求めた、扶桑社から歴史公民の教科書を出版した「新しい歴史教科書をつくる会」の県支部からの陳情を賛成多数で採択。陳情は記念館を「反日洗脳教育の牙城」と表現。訪問先の選定について「特定の教師集団の意向に迎合して決まっている」としたうえで「公的資料の裏付けのないまま大きく論が分かれ教科書の記載についても是正運動が全国的に起きている場所に生徒を誘導するのは公教育への信頼を失墜させる」と。この団体がかういふ団体なのはわかりきったことだが定数54のうち自民が42人を占めるさすが薩摩の「恥ずかしいほどの」保守王国、むしろかういふ風土に育たざるを得ぬ若者にこそその風土が拒否する<支那の歴史事実>を見せその差異の中から自ら真実を考える機会を与えるべき。この風土で<外史>を見せぬ聞かせぬとすることこそ洗脳教育以外の何ものでもなし。