富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

六月九日(日)昼にジムにてBodypump、Bodycombat。競馬に行くまえにふらりと尖沙咀楽道の源記なる麺屋に入れば尖沙咀に多い源記を名乗る店の一つながら店員明らかに柄悪く埋單にてHK$27の麺にHK$40出したら釣り銭をHK$3しか寄越さず黙って睨み返すと「多謝」とHK$10を寄越し、勘定間違いでないことは明らかにて不快なる思い。店頭にて招客するほどの熱意に見えて釣り銭を誤魔化すとは卑怯なる輩。かういふゴミ屑の如き奴が尖沙咀にて観光客など相手に狡い商いながら客も客で厳しさなく騙されるのも事実なり。久々に沙田競馬場。R1(新馬1,200m)父馬DanehillのWinning Sunchine(姚/馬偉昌)にて馬佳善なき今、4.2倍の二番人気、調教の時計もよく姚厩の新馬は買いかと思ったが×、前晩51倍だったThe Only One(呂/Dunn)15倍までオッズ下がり一着。R2(�1,650m)再び馬偉昌にてCharming Stride(呉)前七戦一冠三亜一季で馬偉昌の初騎、獅子花と同父のDefensive Playは見事五番人気の7.2倍で一着◎。R3(�1,400m)は何故かCoice & Chance(韋達/華)二番人気ながら根拠わからず買えずFvのPlaim Vain(Dye/Size)とするが用心して複勝で◎、一着はCoice & Chance。R4(�1,400m)Self Fit(馬偉昌/Allan)Fvでこれ軸にNamjong Sprit(Dye/Size)、Best For All(嚴/蘭)とするが見逃したりGreen Century、馬場の状態悪くこの父Danehillの先行馬、同距離で前三走3/3/5で調教の時計もよく、これからBest For All、Self Fitと入る×。R5(�1,800m)FvはSerevi(韋達/文)、一番人気の韋達買ってしまい×、20倍のChinesesport Glory入り穴馬ながら調教の時計47.2きちんと見ていれば入れぬが間違い。New Asians(Dunn/呂)は埋没。R6(�1,600m)FvのSuccessful Spirit(高雅志/東)軸にKoh-i-noor(Dye/Size)と天候不順にてStrategic Select(鄭雨填/希)と流し(鄭雨填が悪天候に強いのか!)Koh-i-noor七歳にして一着◎。Size調教師お見事。R7(�1,400m)大雨の中FvのDr More(Dye/Size)四着×、113磅と有利だった三歳馬Golden Years(馬安東/Allan)が獲り(将来有望)冠軍調教師はAllanが今日二勝目、Size師に一勝と迫る。Asia Rising金龍華は三着と善戦○。またも一番人気はSize師にてLucky Trio(Dye)自信をもって買ったが×、12倍のParadis(Mosse/蘭)が入ってしまふが父Hennessy系は晴歌、獅子山など�班あたりの12-1400mは要注意。R9(G2、2,400m)女王の母・皇太后崩御あそばされたがQueen Mother's Cupである(来年からどうするのか?)。天気は大荒れ、鄭雨填が雨に強いと言ったのは活力太太か私か誰だか知らぬがGreenmore(王)鄭雨填騎乗にてCharter Cupの悪天候で52倍で三着、満を持して複勝で一発勝負するが×(笑)、29倍のCorecoler(Woods/希)今季�班でデビューしたものの11戦未入賞で誰が買えるか!と思うが一着……。R10(Premier、1,400m)W氏のGoogles(馬安東/摩)前勝がCharter Cup日の大荒れのG2 Jubilee Cupにて同じ悪条件で再勝を期するが×、118磅と軽負のScore(Dye/Size)一着。W杯なんぞに押されイマイチ盛り上がりに欠けるシーズン終盤ながら 調教師レースだけは俄然面白く今日の悪天候でのSize師とAllan師の追って逃げての二勝差。しかもお互い「これぞ」という馬で勝ってなかなかいいレース。しかしR10でSize師がScore、Happy MomentumにBest of The Bestまで三頭出してきてるのみるとかつてのALLANか簡炳犀さんのよう(笑)。それにしてもSize様、いくら悪天候とはいえR7より赤胆福星、三生有運、獅子花で入賞もしないとは(怒)。帰宅途中に灣仔のアウトドア屋Protrekに寄ればいつも陽気な店員の少女、帰宅してW杯の日本vsロシアを応援しなくていいのかと我に質す。べつに興味もなしと答えると「どの国家が好きなの?」と尋ねるので「別にどの国家も好きではない」と答えると傍らにいたいつも無口で話したこともない少女が微笑み「自分が好きなのね」と。御意。帰宅してZ嬢となりゆきにてW杯観戦。Viva Italiaの主人にZ嬢が生ハム&メロンならと勧められしVilla Verde2000 Pinot Grigio del Veneto、確かによく合う。W杯は試合前の国家演奏にて「君が代」はいきなり中田君が大写しになり(故意か?)カメラをちらっと意識しつつ中田君今回は君が代歌う。どーでもいいが日本チームの監督は君が代歌っておらなんだようだがあれは赦されるのか(笑)。監督の知ってる日本語は「かわいいお尻」だけ、という噂もあり。各国その国らしい応援の装束もノルウェーならバイキング、ブラジルならカーニバルの衣装とあるが、今晩は「バカ殿」のメイクの若者が大写しになりあれが世界に流れているかと思うと我が国に誇りを感じざるを得ず。英語の実況中継にて柳沢がヤナグスワ、宮園がミヤゾノフと発音され日本だかロシアだかわからず。頭髪を赤く染めた日本選手おり、ディアナ号だのプチャーチン提督の昔は紅毛といえばロシア人であったものがわずか百数十年で日本人も紅毛になろうとは歴史は面白し。この日本vsロシア戦の間にこのサイトのカウンタ17ほど上がり歴史的勝利も見ずにこの日記読む酔狂な方もいるのだと感服す。
落合博満といふ人日本の硬直しきったスポーツ界においてはっきりモノ言ふ姿勢に共感。落合氏朝日新聞にて曰く、プロ野球の危機といふが客観的にみてかつての娯楽とスポーツが野球「だけ」の時代が異常だったと分析を見せつつ「もし」プロ野球関係者が真剣に危機感をもつのなら、まず野球を知らないコミッショナー、両リーグ会長を置き半世紀以上前の野球協約を掲げている体質を改めコミッショナーは球界OB、次席に経営の専門家を置き、そのコミッショナー王貞治氏を落合氏は推薦する。「ある球団オーナーの一言でコミッショナー決定が翻ってしまふような組織にメスを入れることが必要」と落合氏。それにしても落合氏もかつて大リーグといわないまでもメキシコやプエルトリコを偵察に行ったそうだが落合氏がこの中南米のラテン野球で活躍していたであろう姿を想像するだけでも愉快。