富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

六月六日(木)薄曇。Web紀伊国屋に或る研究書注文せば余が期待せし香港関連の細目につき一切の記述なく11,000円払って一読するには懐も厳しく紀伊国屋に郵電にて返品申し入れれば小一時間にて返品申し受け候と返事あり。書籍代余は先方に預かり金とし次回の支払いに充てて頂ければ結構と伝えしが先方はクレジットカードにて返金措置までの厚意。深謝。早晩に十年ぶりか銅鑼灣霎東街の何洪記にて茘湾艇仔粥食す。某雑誌にて揚州が揚州炒飯を登記せばこの店の艇仔粥は香港にて幾つか登記可なる料理の一つと紹介。生腸及第粥が名を馳すが艇仔粥は具細々味散々。『優駿』六月号にて香港QE II Cupの記事あり連載「世界の競馬場」のにて沙田競馬場紹介されるがJRA何故に沙田をシャティンと云うか。フランスのChantilly競馬場(カタカナにてはシャンティと云われている)の名の響きあり。通常カタカナ書きはシャーティンにて広東語真似てもシャティンでは通じずシャーティンが寧ろマシ。『東京人』五月号の喫茶店特集にて沼田元気氏の姿を見て十数年前に恵比寿の裏町に住まひし頃に長屋住まいの沼田氏余の同僚だったT氏と懇意にて恵比寿広尾界隈にてお茶されていたがそれがここまでの文化になろうとは。