富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

六月五日(水)曇。昨晩『発言』の四名の碩学のノート、深夜結局忘れないうちにとまとめてしまう。ノートは昨日のこの四名の名前クリックにて参照可。ノートをとるなど十数年……いや二旬近くしておらぬ作業にて肩凝り。某団体の見学での解説乞われ再び香港歴史博物館。歴史教育に詳しい方の話によると日本では今年の文部科学省の指導要領の改定で小6で勉強する歴史は「いきなり」吉野ヶ里遺跡から始って米作り。弥生時代縄文土器は「これまでの土器(縄文土器)とはちがった、うすくてかたい弥生土器」という下りで述べられるが縄文時代と狩猟生活、それ以前は当然記述なし。うーん、新しい歴史(笑)。人類というのは最初から村があって集団生活を営んでいて古墳があるというのは権力者がいた、ってわけで、集団生活と不平等には甘んじないといけない、か。聖徳太子も不在。だけど不平等条約に関連してノルマントン号事件に半頁割くならもうちょっと通史教えてもいいのでは?と思う。沙田にて夜競馬あり赴かんとKCRに乗れば大埔のP君より来電にて晩のW杯独逸対愛爾蘭が一戦パブにて睇波(波球に睇(流し目)つまりサッカー観戦の意)との誘いあり蹴球じたいにはそそられずとも一度くらいパブにての睇波も面白きことかと興じて大埔。カリー屋(というふ名前)にてカリー食し百年ぶりにBobby London。中文大に住まひし頃週に一、二度と赴きしBobby Londonも店の主人もウェイターもそっくり替る。何処の席からも睇波出来るやうにと店の中にはモニタ四台も設置。鹿嶋での試合を眺め漢字だけのバーナー広告、埼玉会場の野村証券東京海上火災東京電力の三社に続きもう一社発見すれば朝日新聞なり(笑)。独逸が先制点取ればCable TVの解説者曰く「あ、今、携帯で慌てて電話した人多いでしょう」と不法ながら盛んな蹴球賭博を揶揄。競馬は予想も儘ならず用心して五レースのみ複勝で賭けるが内三つが一着になり嬉しいやら悲しいやら。『発言』読み続ける。