富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

五月十九日(日)大雨。昼前ジムにてBodypump。競馬。雨模様にて香港ではとびきり雨多き沙田で馬場はyieldingよりsoftという悪い足場。それでも丸善の傘に無印の雨套、Dr. Martinの靴とHunting Worldの鞄と雨装備すればしたで楽し。今季の三冠大賽の最後を飾るChater Cup(G1)、これまでの二戦はSteward's Cupが電子麒麟、Gold Cupは實業先鋒。Charter Cupといへば昨年は「すでに気持ちは引退」していたOriental Expressが奇蹟の復活優勝を遂げた。そしてCharter Cupといえば翠河(Reiver Verdon)にて90/91年から連続四年Charter Cupを制し翌年から三年連続でGold Cupも制し93/94年はSteward's Cupも獲り三冠馬の栄誉。このレース、神彩金剛(簡/Mosse)、Cheers HK(Allan/Whyte)、原居民(Allan/Marwing)にHelene Vitality(Hayes/Dunn)が人気。新加坡帰りの原居民、雨も得意だし「これまでの敬意」もあり複勝とするが新加坡と同じく出走から三着につけたものの次第に後方に退き一番人気のCheers HKが一着、Helene Vitality二着で三着には45倍のGreenmore(王/鄭雨填)入る。鄭雨填といえばこの日二勝しており雨の日に強いジンクスは定着。このChater CupSize師の馬は出走しておらずAllanか簡炳犀かと思っていたが軍配はAllanに。やはり重賞となるとAllanだなぁ。ちなみに神彩金剛は鼻血、では勝ちにも絡めまい。Queen's Silver Jubilee Cup(G2)1600mはMeridian Star(Hayes/Williams)がFvながら「知りあいの馬は買う」原則でW氏のGoggles(Moore/Marcus)二番人気。二週間前のレースで初勝利で勢いに乗り大雨が心配だがレース前にパドックでの馬総覧のあと馬券を買うW氏が珍しく笑顔で(いつもレース前は厳しい表情なのだ)「三番、三番」と私に念押し(もう買ってます)明るくかなりの自信、レース展開は最終コーナー回って四番手、一瞬前を閉ざされたかと思ったらさすが馬安東の騎乗でさっとコースを変え最悪の足場で3/4馬身差の一着はお見事◎。W夫人いつも明るいが大雨にて屋内にてモニタ中継を見ていてG2での勝利に近くにいた私とまで抱合うほどの歓喜。R9(�1400m)にてCentury Star(Size/Dye)Size厩に移って四連勝果たす◎。�班はちょっとキツくなろうが次は�班だ。ここまで九レース中4つ勝って三つQuinellaで擦っており最終レース(�1400m)はSnippedydooda(文)Whyte騎乗になってもダメ、やっぱり�班が限界か×。Chater Cupが終わると今季は残すところもう一カ月弱である。サリンジャー『大工たちよ』読了。四十年代を舞台に紐育の裕福なユダヤ人一家、それもボードビリアンだった両親が引退し子どもたちはラジオショウで子役として活躍し、その子たちが成長し……と所謂ファミリーものにはならない「雨模様の日曜日の午後のような」サリンジャーらしい状況設定。