富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

三月廿五日(月)薄曇ノチ晴。南條竹則ドリトル先生の英国』を読む。ドリトル先生はHugh Loftingという作者、井伏鱒二という名翻訳、それに南條竹則のような読者に恵まれたのは幸運。夕方銅鑼湾の某背広屋にて百年ぶりに背広をお仕立し仮縫い合わせ。ついでにHermesでネクタイ購ふ。週刊香港K氏と打合わせ兼ねT嬢、Z嬢と上環の朝鮮料理・梨花苑。いつも潮州料理屋金島燕窩の看板を目印に行くのだが別の潮州料理屋に改まる。梨花苑も内装が変わっていたがメニューも新しくなり店の女将も変わりどうも違う店のようだが客は賑わい真露が嫌いな蝦蟇印になっており甘口なのも困ったが二更には客が一気に退いたと思ったら店の掃除を始めてしまい床を拭く消毒液の臭いに閉口。萬千不再来。西環の源記にて蓮子緑豆沙。▼アメリカの経済学者A・ハースマン曰く「繁栄するのは都市であって、国家は所得再分配の機能をもつ」と。故・羽仁五郎翁を彷彿す。そう都市は自治でなければならない。