富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

三月九日(土)薄曇。香港の競馬場の最も深刻な問題は食事の不味さ。場内では食肆を選べぬ故に誰にもで受入れられる味を追及した結果がファミレス的なあの味付けになるのだろうが総じて倶楽部の食事が不味いのは浙江同郷會を除けばの話だがその所為にて競馬場内は一般席のぶっかけ飯から馬主Box、Jockey Club Boxの食事まで評価できず。灣仔の中藝にて父母の知人から頼まれた高価な中薬を購い税務署下の郵便局にて発送し一旦海底隧道バスにてHung Homまで行くがさういふわけで食事してからと尖東の六益園。たかだか茶餐廰でありながら充分納得できる餃子、上海麺、坦々麺の類を供す肆にて餃子の飴は灣仔の北京餃子皇よか此方のほうが上ではないか。店員がかなり心智傾け客に接するは佐敦の好好に匹敵。沙田。馬偉昌が休番。下季となるとR1はGriffinの1000mレース多くClass-2当確であるAnabatikが大熱門だが豪州から新参の騎手Cahill未知数にて原居民の馬主彭遠慶氏の新馬・原村民(笑)かと思いつつCherished(苗厩Doleuze)としたら原村民やはり田舎漢にてゲート内にて騎手・頼維銘を振落し隣枠の李格力まで傷つけ頼維銘も李格力もR2より出場中止。Cherishedは賞外、結局Anabank入り二着に丹山飛駒(Kinane)。二倍を下回ると単勝買わぬ悪い癖を反省。一着から三着まで複勝はHK$10.5と白ける。R2(�1600m)的盧Darley(蔡厩Dye)一番人気で当然の如く一着◎、今日もSize調教師の独舞台の予感。R3(�1650m)一番人気で新世紀(岳厩Kinane)は三着△、馬偉昌から洗毅力に替わった華協之寶が前走は確かにいい時計だが16倍で一着、洗毅力「でも」勝つとは!。R4(�1400m)混戦承知で洗毅力だが返し馬凛々しき無敵熊(蘭厩)が見事一着◎。R5(�1400m)活力威龍(蔡厩Dye)1.7倍、終わってみれば確かに活力夫妻の指摘通りSize氏は七、八倍で複勝でもおいしい時が買い時なのだし平民百姓(告厩Doleuze)が来たら面白いと思いつつ「どうせまたSizeなのだろう」と安易に活力威龍の単勝としたら×、平民百姓だった(失敗!)。興味ある事実は勝っても当然なのかなかなか口取りにも姿見せぬSize氏はこのレース終わったら珍しく急ぎ足で現れブーイングの中を戻ってきたDyeに近づき興奮気味のDyeからかなり詳細にわたり事情聴取する姿をみてSize氏の真摯さに感銘。なほ我らがSize氏は調教師では珍しく夫妻でもって場内放送受信の携帯電話を愛用(次レースの馬の装着など忙しく当レースをゆっくり見ていられぬためと察す)。R6(�2000m)恐ろしいことに同陞(告厩)は馬偉昌の代打・洗毅力がまた一番人気、三勝目あり!と普段は洗毅力など買わぬ私も便乗して◎。R7(�1200m)このレースこそDoleuzeで徳雲精英(苗厩)と狙っていたが×、Suborics騎乗の翡翠金将(蘭厩)なんかが来る。R8(�1800m)今度こそDoleuze頑張れ千杯勝(告厩)は×、やっぱりR5で一番人気で賞外というSize&Dyeでは考えられぬ屈辱を晴らすだろうと思えばマジにこのコンビで幸運組合で雪辱。R9(�1400m)一番人気は富源、これが馬偉昌なら買いだがSuboricsじゃダメよと外して三度目の正直で告厩Doleuzeで春堯としたら三着△、最後のハロンの踏切りが一歩遅いし四位にいて見せ鞭はないよ(笑)、Suboricsでも富源が一着。ちょっと黒字でお終い。R811巴士にて帰宅。Kennedy Town行きで東隧潜って北角から流すのはやっぱり遠すぎ。