富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

二月九日(土)薄曇り。午前寶雲道走る。47分44秒。昼すぎジム。灣仔にて榮華麺家にて葱薑撈麺。灣仔電脳中心にてPalmのcharger購ふ、意外と電池消耗ありPCとシンクロする機能備えた充電器は仕事場に措いてあり旧正月とてもこれでは保たぬと、純正がHK$480とフォルムは美しいがたかだか充電のためと思って眺めていると店主が「台湾製のThird PartyはHK$240だよ」と。旧正月にと数日前Z嬢が上環の慶真粥品郷に蘿蔔米羔(大根餅)を購いに行ったが旧正月明けまで予約で手一杯とのこと、街市にもも並んではいるがどうせなら御節物であるし美味いものが食べたいとひょっとして金庸記にはないかと訪れたが鵝肝香腸ばかりで蘿蔔米羔扱っておらず店内でふと旧知のH君と遇い美味い蘿蔔米羔は何処にと問えばH君曰くCitysuperと(笑)おいおい日系だよ、最近、甘栗は聘珍樓とかどっちが本家本元だい、まったく。金庸記まで来たので蘭桂坊といえばI君どうしているかと電話すれば風邪で臥せっており独りSchnurrburtにてJeverのピルスナ飲み帰宅す。湯豆腐、今季はこれがもう最後か、気温20度まで上がり春のよう。▼Stalney Ho君のSociedade de Tourismo e Diversoes de Macau(STDM)による40年に亘るマカオの賭場経営の独占が幕を閉じることとなりマカオ特区政府の査定の結果Stalney Ho君、ラスベガスから乗り込むSteve Wynnそれに穴馬にて嘉華国際主席呂志和らによる銀河娯楽場の三社が今後賭場経営と決定する。Stanley Hoは今回も英国のブックメーカーにてHo君の会社Cociedade de Jogos de Macauがこの権利を獲得するかどうかの賭け(笑)のオッズが1.0倍、これは獲得できぬわけがなく、ラスベガスからリゾート型賭場施設を誘致するSteve Wynnにはマカオの停滞する雇用促進という大義名分あり、呂志和だけがイマイチわからぬ選定。Ho君にしてみれば独占には魅力あれど齢80にて自らが睨みを利かせていられるなら現状のままがよいが老いて生先も長からずと思えば寧ろ自らの采配がなくとも賭場企業として存続させるにはオーナー社長の個人経営から家族経営は存続するにしてもさらに徹底した法人化が必要だったはず、その意味では今回の独占を手放したことにも意味があり。Ho君といえば華人で初めて英国のSirの称号を得た何東の孫にあたり父の代はJardine社の大株主だったことで30年代の金融恐慌にて株暴落にて資産を大きく減らし日本軍占領にてマカオに逃げたわけだが、この不幸が戦争中は日本軍物資ともかなり密接な関係があったようで若くしてかなりの財を貯え戦後の投資の基盤を造りマカオにて勢力を拡大したことが賭場独占にまで到る。四人の夫人を有し数年前に17人目の子宝に恵まれたとはいえ八旬、いずれにせよもしものことがあっても彼はVirtualな世界に生き続ける。▼競馬八百長事件、FraddとEganは事情聴取の上一旦釈放され香港から逃れられないよう旅券保管等の措置がとられるようだが館長が送ってくれたのだが東スポまで(笑)香港マフィアが大がかりな仕掛け、って。ちなみに見出しの後ろに写ってる馬券はあれ馬券じゃなくてMark6の用紙(笑)。