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一月十七日（木）曇。楽しきことも悲しきこともいったん日記に綴れば全て過去の物語となり昨晩の失誤は肝に念じつつ馬簿『大勝』購い早速週末のSteward's Cupの予想始める。銀行より電話あり定期預金が満期ながら定期利息が普通預金の優遇顧客利率より低くなるので定期を一旦解約し普通預金にしては如何かと打診あり。定期が普通預金より利率低いとは理解に苦しむが更に聞けば年利で普通預金が0.33%にて定期が0.31%とその差は0.03%にてふと電卓叩けば仮に百万ドル預けたとして年利でわずかHK$300の差にては余の貯金にては競馬新聞が一部買えるか買えぬかの額。むしろ普通預金にカネを置けば浪費に走るも怖きもの。そのまま定期にて更改を依頼す。晩く佐敦の和味粥店にて四寶粥食す。魚の腑、咀（唇と顎）、骨、魚卜をたんと煮込んだ粥にて妙味。▼英国ヘンリー王子の飲酒大麻「事件」、十六七ともなれば飲酒と大麻程度「通過儀礼」として赦すべきものをチャールズ皇太子殿下は愚息の大麻吸引を知り殿下も協賛する麻薬中毒者戒毒施設に息子を遣ってコカイン中毒者の苦しむ姿を見せ王子に反省を促せし事は殿下のご人徳と思われるがふと思えば大麻者にコカイン中毒を見せるは河で泳ぎたき者を汚水に放り込むが如き仕業にあらず哉。