富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

一月七日(月)晴。薮用済ませ二更に佐敦は和味粥店。レバーたっぷりの及第粥。いつもこの時間に決まってひとり酒呑みながら粥食す老人あり今夜その翁店に現れる段から窺えば懐中より取り出す酒は200mlの水ペットボトルにて瓶からの秤売りか大瓶の酒を分けたものかガラス杯も持参にて酒を注ぎチビチビと飲み始め今宵は皮蛋猪肉粥運ばれるとまず葱姜を小皿に移し醤油に浸しそれをまずそれで酒を呑み猪肉が肴にてそれを頬張り最後に残った粥を啜るという作法にて悠々自適に御見事。ああいう老人になりたいと思う。場所柄夜の商売のまだ御姐さんといっても10代のオネーチャン関係で繁盛する明記にて凍紅豆沙。水商売の客で賑わう店に間違いはなし。▼SMAP稲垣吾郎君復帰決定し生放送番組にて四名の成員がそれを発表す。稲垣君がかりに大麻覚醒剤程度であれば芸人ゆえに大目にみられども路上での警察とのつまらぬ尋問を振切り無理に離解しようとするは政治家官僚なみの横柄さにて芸人とて免責されぬ事ではなく寧ろ警官に「すんまへん、許しておくれやす」と媚びる程度のゆとりある芸をするべき。SMAPを手塩にかけて育て挙げた辣腕マネージャーI女史の手腕にて事務所内にて謂わば自治都市の如きSMAP、いつ独立してもおかしくない状況にあったが今回の事件にて解散が取り沙汰され事務所の加護なければSMAP存続危機に陥り事務所内でのSMAP自治権はかなり剥奪されて当然。誠に驚くべきほどの強運は事務所そのものにてSMAPなる事務所有史以来の完成品を再び事務所が薬籠中に収める。これまでも幾多危機あれど乗り切る喜多川家は凄まじ。