富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

一月六日(日)晴。晩にM氏家族と日本人倶楽部にて新年会はこれで三年目。昨年は日本人倶楽部でも「さくら」の座敷だったが今年は改装中にてすでに改装終了せし39階のレストランにて。小奇麗で好し。料理は御世辞にも抜群とはいい難いがこういった施設であるからしてクセのないファミレス的な味付けと盛りつけでいいのだと思う。香港も低金利時代となりHK$2,000,000を一ヶ月定期にして利息がHK$2,500だそうな、これでは雪園にて魚翅も喰えぬ。▼インターネット上の取引に際して個人照会が何処まで必要なのであるか亦そのために個人情報が管理されることの危険性など孕みながら香港政府が独自に開発したID-Certificate なるものがあり気軽さが身上のon line serviceながら有料にて郵便局にて申請し「紙の」証明書をこの事務所にて受け取るという古典的な手続きの煩雑さも災いし一向に普及せぬままであったが事もあろうに香港賽馬會が重い腰をあげ網上投注on line bettingを開始したもののこのID-Certを導入してしまい普及せず。然れど賽馬會も英国のbookmakerが香港競馬に乗り出したことで危機感を感じ網上投注申請については申請無料としID-Certも網上申請が可能となり(当然である!)それでは申し込みをと昨晩早速網上にて行えば網上にて出来るは申請のみにて後ほど電話にて本人に内容確認!の上「紙の証書」は依然存在し発行まで数日を要し但し唯一の改善は(笑)九龍湾の事務所まで行かずとも届けるようになったことと誠に役所のする事は時代の流れと逆行するものなり。携帯に電話あり誰だかわからぬ名前をいわれ間違い電話と一旦切ったが再度かかって日曜というのに昨日のID-Certの会社と判明、日曜出勤する必要ないから全てon line化すべし、申請の内容を口頭にて確認されたが英語にてしばらく会話が続いたところで日本人かと尋ねられた上で"By the way, do you know how to speak English?"と失礼千万な問いあり当方が英語を全く解さぬならまだしも英語で会話が続いた上でのこの問いに仮にアタシが英語を解さぬならどうして英語で応えようか亦それを英語で問うとはいかにと先方に苦言す。会社も業務内容が嗤えるが職員も亦然り。