富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

十二月十九日(水)晴。埃かぶり気味のMacのPower Book G3このままでは惜しいとTCP/IPのバグなどあり不調なところシステムを一掃し改めてInfrared用のモバイル機として再利用に仕上げる。持ち歩きするには重きもののちょいとしたワープロ、メールには重宝か、と。マカオタワー開業。338mの高さは秦那人にとっては縁起よき数字にて東京タワーを5m上回る高さ。新聞にマカオタワーは世界で十番目の高さとあり東京タワーが世界一の高さにて父に連れられ遊覧せし昔を懐ふ。世界一なるはトロントのCNタワーにて553m、以下、美しさは世界一のソ連モスクワのオスタンチノタワー(540m)、手塚治虫の未来漫画のタワーをそのまま造ってしまった(笑)現実には醜悪なる上海の東方明珠塔(468m)、マハティールの権威主義的高層建築好きが興じて出来たクアラルンプールにありながら何故かマニラKLタワー(421m)、天津(415m)、北京中央電視タワー(405m)、タシケント、ベルリンと続く。共産圏はタワー好き。これは権威主義として当然。でもなぜ超高層ビルじゃないかといえば技術力の問題、それにモスクワじゃテナント企業が集まらなかったし(汗)。でもなんでカナダがモスクワを抜く高さのタワーをトロント造ったのか、はわからぬ。モントリオールから見えるようにしてカナダからのケベック独立に圧力かけるとか(そんなわけないか)。ケーブルテレビで『フードファイト』のスペシャル・香港編を見たらストーリー云々は論外として香港での対決になぜか上海料理の小籠包の大食い、その具に中国の誇る金華火腿(ハム)の解説で広東省西部の産とあり金華といえば浙江省の美味、誤謬にしても広東省西部とはいかにも不味そう(笑)。せっかく日本人の役者に広東語のセリフまで話させておきながら名前だけリャンさん(広東語ならリョン)、ワンさん(同じくウォン)は不自然、スペシャル版なら香港対決より大物ゲストとして香取慎吾君のオギャリンでも登場させたほうが面白いだろうに。ようやく時間ができてここ数日『優駿』『東京人』『ソトコト』など読む。国際レース前に『優駿』読んでいればもっと日本馬の理解あり賭けていたか。ふと思ったが香港の戦後の成功は大陸からの資本と人材と知力の流入があったわけで、それが香港の発展に寄与したと思えば、董君が昨晩宣いし新エリート主義にとって一番必要なのは若い優秀なる人材であり、大陸からの移民にて居留権なき子女に就学の機会すら与えぬことはそれに反しないか。