富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

九月二十七日(木)快晴。VOA(Voice of America)は国策にてアメリカ帝国主義を世界に撒き散らすプロパガンダ放送と信じていたが今回のテロにてアフガンのタリバーン領袖に取材した録音があり合州国国会より敵方のコメントを放送せぬよう要請があるにも拘らず報道の自由を盾にVOAは放送を持続し国会から圧力、と。見事。かりにVOAが国営にて圧力に屈することがあってもその放送をBBCが引継ぎドイチェベレが引継ぎ、とできればウォーターゲート事件が政府の介入に屈せずニクソンを退陣に追い込んだように、報道の自由が維持され強化されるもの。柴田まゆみ『白いページの中に』聴きたく唯一柴田まゆみがCD化されしワーナーの "No.1 Hits Japan vol.1を入手"、柴田まゆみ聴けば、冬の宵ココア啜りしコッキポップ、にて幸せなりし78年の頃。しかし理解に苦しむはこのCD、曲を紹介すれば、あなた/小坂明子精霊流し/さだまさし、池上線/西島三重子、酒と泪と男と女/川島英五、人間の証明テーマ/ジョー山中、白いページの中に/柴田まゆみ、関白宣言/さだまさし、This is a song for Coca-Cola/矢沢永吉、青い瞳のステラ1962年夏…/柳ジョージ&レイニーウッド翼の折れたエンジェル/中村あゆみ今夜だけきっと/ピンクサファイア、雨/森高千里、どんなときも/槙原敬之、ぼくたちの失敗/森田童子、瞳をぼくにちかづけて/コルベッツ……と、「あなた」は確かに "No.1 Hits Japan"なのだが「白いページの中に」は超マイナーなヒット、でもこの2曲でヤマハポプコンのヒット集かと思えば、いきなり西島三重子の「池上線」なんて超歌謡(笑)、この曲が入ったことでこれが "No.1 Hits Japan"集でないことがわかり、「酒と泪と男と女」「人間の証明テーマ」はまあ同じノリで聴けても、なぜさだまさしは2曲?、永ちゃんはなぜCoca-Colaなのか、「青い瞳のステラ」「翼の折れたエンジェル」はまぁあの時代か、と思い、1973年の「あなた」からのヒット集でなぜそこにピンクサファイア森高千里槙原敬之(槙原君の覚醒剤逮捕の折はこのCDは発売中止にならなかったのか?)が続き、個人的には実は私が全作品を所有する森田童子(仙台戦災復興記念館でのライブで感動したもんだった)が突然現れるが「ぼくたちの失敗」が93年1月発売とクレジットされしはドラマ「高校教師」での主題歌、そして最後にコルベッツ……まったくわからぬ。全曲がワーナー所属であるが、ただワーナーにはもっとヒット曲集はできるはず、なぜこの選曲なのか。アナタでADだったワーナーの社員がこれらの曲とともに出世してコルベッツでは役員待遇で制作部長になって、その記念とか(笑)さういふことしか想像できず。いずれにしても言えることは、きっと私の「白いページの中に」とか、熱烈な西島三重子のファンとか、槙原のCDが販売自粛された時の槙原ファンの男の子とか(笑)、森田童子全部集めてる奴とか(それも俺だ)、そういうかなり一部の購買層があるんだろうが、それ以外は絶対に買えない選曲、しかも買った者は自分の好きな曲を除くと通しで聞けぬが難点。いやはやなんとも凄いCDである、ワーナー何を考えていたのか。この日記の閲覧者でもあるMさんのサイトにて過去の記憶が蘇りエレファントカシマシ「浮世の夢」と「明日に向って走れ」も入手。エレカシ森田童子、これに頭脳警察とラウンジリザーズと並ぶと余の18年ほど前の情景か。