富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

九月十二日(水)晴。黄昏にHappy ValleyのBrownにてDry Matini飲み競馬予想。Z嬢もHV界隈のはずと携帯に電話せば近くに居りBrownに誘う。I氏の厚意にて本日快活谷夜競馬6レース参戦Dashing Winnerが馬主C氏の招待をうけ観戦。会員席の中でも7階馬主専用のレストランにて競馬場で初めてアラカルトのメニュー、龍蝦はじめ料理の秀逸。Dashing Winnerにとり初のClass-3にて一番人気で2.9倍さすがに肩を並べる馬多く李格力の裁量に期待だがスタートから飛び出し李格力かなり押さえようとするが走ること楽しく仕方なき四歳場はレースを引張ってしまい最後直線にてすでに力果て後退無念。快活谷三戦三勝はならず。C氏にまだ今季初戦にてClass-3のデビュー戦、次を期待と。帰宅してテレビをつければ布殊総統「これはテロに非ず戦争行為にて、我々の自由、家族、平和を奪いし者を許すわけにはいかず我々は断固として……」と述べるがパレスチナにしてみれば自らの平和な生活を突然蹂躙され土地を奪われ自由を奪われ家族が殺されその加害者自らが今度は報復を受け何を言わんやと思うものなり。テロは悲惨にて巻き込まれし被害者は救われぬものながら何故にあそこまで大規模壮絶絶まりなき攻撃をしかけたかといえばあれはキチガイに非ずしてパレスチナのこれまでの悲劇の大きさをアメリカ国民に対して等価で見せたこと。アメリカ国民にとってあれほどの悲劇なら、それと同じくらいの悲劇がパレスチナにもありき、なる表現か。ああでもして見せぬことにはわからぬという理論かと思うが、国家なるものはそれを理解するものに非ずして報復措置をとるばかり。