富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

五月十八日(金)雨、黄色警報。チベット自治区」に聳えし西蔵仏教とヒンズー教の最も畏れ多き当然未踏峰の聖山カイラス、それを中国政府西班牙のノバス登山隊に対し登山許可を与える暴挙愚弄。80年代にも伊太利の登山家メスナー君に本人はカイラスの麓一周を申請せしところ登山許可、しかしメ君は巡礼する者の熱心な信心を垣間見て登山を断念。西蔵仏教の信者など数千キロを旅し五体投地を繰り返し崇める山を、西蔵侮辱か反印か、タリバーンの大仏爆破以上の愚挙。赦せまじ。西蔵の佛とヒンズーの神よ、中国共産党に天罰を!。百歩譲って国内の政治専制とか自由の抑圧とかいま完全解放せば経済成長も不可能なのは解す。台湾や西蔵ウイグルに対するしめつけも不快だが彼らの中華思想として理解できよう。されど聖地の侮辱と蹂躙だけは絶対にしてはいけぬ事也。芸能人C君に誘われ深夜、蘭桂坊の倶楽部。百年ぶりの深夜徘徊。最近の夜の風景、服装がダサすぎやしないか、ラフで緊張感がない。カネをかければいいというものではないがデリカシーなし。バブルの頃のブランドはあれはあれで華があったし、バブル以降暫くはタイトな緊張感のある削ぎ落としだった。それが今じゃ公園で遊んでいるような格好ばかり。