富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

五月十九日(土)曇。中環の蘭芳園にて免治牛肉飯は秀逸、然れどこの店の凍牛乳紅茶は更に格別。市大會堂の図書館にてマクラホース総督関連の調べ物、中央図書館開闢の折、こうして市大會堂図書館に勤めし市民は何故か同志のやうにおもへる。数年前の市政局時代の図書館カードがまだ使へることを確認し当世の康楽文化事務署のカードは醜悪、絶対に市政局カードを没すまひと約ふ。昨日ジムにラルフローレンの指輪を忘れしことに気付きジム、指輪はそのまま放たれたまま、安堵。Apple社の新作iBookのデモ機があるとM君に確認してもらひ銅鑼湾はWindor HouseのCablex、一見するなりその余りにデリカシーなき白色プラスティクの外観とジャック関係に蓋すらせぬ様に唖然、内容は別として使い捨てのコーセのファンデーションの如く、購買意欲失せて、TitaniumのG4が世に出て今では化石のようなApple最後の黒色のG3を選ぶ。一旦帰宅。Z嬢とルイ・ヴィトン、いくら経営が同じといってもお願いだからヴィトンで買物した時にDiorの宣伝葉書は頂きたくない。親会社が馬鹿だからブランドとは何かということを全く理解していないデリカシーのなさ(同日の朝日衛星版にもLV社のブランド独占を杞憂する記事あり)。StGeorge大厦のフランス人経営の画廊にウォーホールの版画見学、動物シリーズに毛沢東レーニンにキャンベルとウォーホールの一連の作品、パンダに憧れるが35枚のうちの33枚目プリントにてHK$158,000!、ピンク色のレーニンもいいなぁと思い、シャガールやダリを見せて頂く。油麻地の印度倶楽部にてランニングクラブの月例会、尖沙咀はKnutsford臺のHavanaなるBarにて歓談。