富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

二月二八日(水)濃霧。SCMP一面にて「香港は微妙な圧力下に」と合衆国国務省の人権レポートにて香港は「マスコミが中国ニュースについて自主規制」「人身売買の中継基地化」と「家政婦蔑視」、それに法輪功への中国政府の圧力を挙げられし、と。自主規制は中国市場を狙うマスコミにとっては当然の醜態、人身売買できるのは香港が未だ自由な証拠、「第三国」家政婦は蔑視できるからこそ家主は雇用と思えば、全て皮肉ながらそうありなんと合点することばかり。法輪功は先日、加藤周一が今月の『夕陽妄語』にて述べた通り気功団体としてより寧ろ一マスコミの反気功に対していきなり中南海を囲んだ点では策略的政治性を孕み、香港を拠点にしての反中国活動は政治活動、香港での単なる気功運動と反中国的側面は分けて捉えるべき。中国共産党という巨大なカルト宗教団体である、他を排除するは当然といえば当然よ。景光街の粥名店・正斗にて皮蛋魚片粥食し(たかだか郊外野菜の油菜でHK$32は法外!)久々に快活谷にて開場から晩くまで競馬す、結果惨憺たるものながら爽快。