富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

1月21日(日)日本は大雪、香港は異常な暖冬にてTシャツ一枚で歩くも汗をかくほど。日経の原稿、第二稿に呻吟。夕方、九龍公園の游泳池も屋内とはいえ寒くもなし、泳ぐ。晩、佐敦の藪用の連中と打上げにて尖沙咀東の徳興火鍋、暖冬でもコチコチになるほど冷房を効かし此処だけは厳寒、火鍋屋は冷房費は嵩むだろうに、徳興は銅鑼湾の店もそうだが火鍋屋の分際で玄関であるとか内装が格高く、お手洗には手洗給仕まで置いて、あれは店主の哲学か。駝鳥の肉を初めて食すがステーキは知らぬが煮るには不向き、肉がボロボロ、脂は出汁になるにはほど遠く、やはり鍋は美味い地鶏で水炊きに限ると思へばおもひは山形へ、しかし駝鳥とて最近は広東省で駱駝の養殖もあるそうで、ブロイラーの如く駝鳥も養殖は拙く、やはりアフリカの原野を駆ける地駝は美味いのか、と想像す。サンミゲルの藍冰なる新牌の麦酒を飲むが今風のクールな味はいただけず。余を除き七名のうち男衆が4名、それが全員ビールを飲み香港にしては珍しきこと。