富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

1月10日(水)曇。風邪で床に臥しているついでにと溜まっていた定期購読の雑誌を乱読。『東京人』の「皇室建築アルバム」特集、『東京人』は財団法人東京都歴史文化財団が発行、都市出版が編集と、そういう意味では皇室特集なんていうとうんざりという感じだが、この財団は川本三郎陣内秀信編集委員都市出版かて編集人は粕谷一希であるだけあって右翼左翼の範疇ではなく、「十一宮家の人々」という記事も共同通信高橋紘が客観的に皇室を捉えていて見事。宮内庁ご用達アイテムで羊羹の虎屋がもともと平城京の菓子屋で平安遷都、とうけい遷都と天皇と伴に移ってきたのわけで、考えてみれば虎屋本店のある場所も赤坂の青山通り沿い、けして便利な場所とはいえないが赤坂離宮東宮御所目の前、虎屋というと羊羹ばかりで饅頭は未だ食せず。赤坂といえば鹽瀬も14世紀に来日した宋の林浄因という禅僧からなんだそうな。一月号は大江戸線開通特集なのだが記事で花崎真也なるライターが目にとまり、ふと中学の時に転校してきた同姓同名の子を思いだし生年月日も私と同じ、そうよくある名前でもなし同人物か、と、そういえば『東京人』の古物特集でよく見ていた名前。平岡『江戸前』を読む。