富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

外国為替への介入すら米国と事前確認とは

辰年三月廿四日。気温摂氏10.8/20.6度。晴。

街角の駐車場の「空あり」から、空といふ「ないもの」が「ある」といふところから何が見つけられるのか、の発想はじつに面白い。玄侑宗久曰く、みうらじゅんは「真っ当な仏教的な見解を備へた変奏曲」。言い得て妙。だが講義で講師に熱が入り次第、みうらじゅんともあらう人が熱が入りすぎ人生訓のやうなこと口にされようとは。

国立劇場の機関誌(あぜくら)五月号が届く。表紙絵は〈恋飛脚大和往来〉で鴈治郎と高麗蔵なのだが明らかに構図のバランスが悪すぎて強烈な印象。アートダイレクションでこんなことでミスは許せなさいだらう。歌舞伎座の3月のチラシ(傾城道成寺)で雀右衛門も一寸これはダメでせう、な写真だつた。そんななかで仁左衛門玉三郎桜姫東文章のチラシは良い出来であつた。

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「1ドル153円まで一時値上がり」政府日銀が市場介入を繰り返したか?にミスター円「可能性高い」 | NHK

「介入をやる直前には必ず(米国側に)電話連絡をとる。向こうが強烈に反対したらできない」として市場介入を行う場合には事前の協議が必要になるとしています」って為替市場も結局は米国の意のままで日本の独自の介入などないこと。わかりやすい。