富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

癸卯年八月廿六日

気温摂氏14.6/25.8度。夜明けまで雨で一瞬晴れるが昏刻からまた雨(13mm)。猛暑は生命を保つだけで精一杯だが秋めくと押入れのなかや引出しにある雑物を片づけようかといふ気になる。窓を開けて埃や塵も気にならず。収納もだいぶすっきりに。片づけものをしてゐると、こんなものがこゝにあつたかと気づくのもありがたい。それでも京都の祇園祭に合せ長刀鉾の新しい粽を取り寄せ、昨年からのものを返納までどこかにさっと仕舞つたのだが、それが出てこない。家人も何かのときに「こんなところに」と思つたさうだが、それが出てこない。柳櫻園の抹茶の小缶は3つも出てきたのだけれど(こちらの茶舗は空になつた缶お持ちですか?と尋ねられる)。粽は生ものだと思ふと見つからないのはやはり気になる。

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お昼はひさびさに蕎麦処みかわ(季節の地魚の天せいろは穴子)。お彼岸のあと久しぶりにお墓に寄つたら一か月ほど前に植えたミヤギノハギ(宮城野萩)の苗がずいぶんと育つて、もう開花してゐた。


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季節柄で柿と生ハム。このアロマ炉も夏は見てゐるだけで暑苦しいので秋になつて再登場。見た目が可愛おかしいので気に入つてゐる。炉の皿がお汁粉のやうな色なのは(アタシがケチなので)電気香炉で焚き終はつた練香(本夕は松榮堂の松乃齢)を水に入れると溶けてくるので、それをアロマ炉で温めると、それはそれでほのかに香る再利用のため。