富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

癸卯年四月初六

気温摂氏11.9/21.9度。雨(18.5mm)。

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何年か前に購入したTiffanyのペーパーウェイト兼用の拡大鏡。そのうちこれが手元で実用になるだらうと思つてはゐたが老眼が進み、いつの間にかすつかり愛用品に。拡大鏡など父の遺品なども含め、いくつもあるが明るさではこのTiffanyのものが最良でもある。

澤瀉屋騒動で推測が大部分の様々な「報道」が数多あるなか文春だけはかなり突っ込んで且つかなり編集部としては確証のあるのであらう報道。明日発売(本夕ネット公開)の週刊文春の記事で両親が「睡眠薬呑んだあと」(つまり絶命は両親の意思であるといふ前提になるが)死に切れぬ両親にビニール袋かぶせ……と、これが本当なら自殺幇助は確定。警察の施設(中野だらう)で事実確認が進み現場の状況や証拠と本人の供述が不正確なら自殺幇助から殺人への容疑が強まるのかしら。

市川猿之助「濃厚セクハラ」証言者が苦悩告白「黙ってがまんしなければならなかったのか」“犯人”扱いに感じた恐怖(小学館:週刊ポスト/女性セブン)

今回の騒動の発端となつた?とされる『女性セブン』だが同誌も怯むどころか醜聞吐露の澤瀉屋何某の再コメント掲載。そしてこんな推測も。

従兄弟であり最大のライバルである香川さんのスキャンダル後の末路は猿之助さんもよく知っています。だからこそ、セクハラ・パワハラ報道により澤瀉屋のリーダーの位置から今度は自分が追い落とされるのではないか、そして香川さんと團子さんという猿翁さんの直系に澤瀉屋の中心が移るのではないか。それを猿之助さんは心の底から怯えパニックに陥ったのではないでしょうか。そしてまったく無関係のご両親を巻き込むという“過ち”に突き進んでしまった。(某歌舞伎評論家)

憶測なのかもしれないが否定できず「さもありなむ」と思はされるところあり。だが親が自ら「死を覚悟」したか何うかは不明ながらも段四郎夫妻が倅の不祥事で澤瀉屋にとつて、歌舞伎界にとつて万死に値するほどと痛感した出来事はホモセクハラといつたレベルのことではないのかもしれない。

この澤瀉屋騒動の報道数多あるなか畏友村上湛君が一昨日、昨日とTBS午後の情報バラエティ番組にご自宅書斎からリモート出演、今朝はテレ朝でスタジオで出演。澤瀉屋騒動の猜疑ではなく、あくまで歌舞伎にとつて夫々の役者がこれまでどのやうな舞台があり何が大切だつたのか、現状で舞台に上がる役者の覚悟が何うか、これから何ができるかにつき言及されてゐる。ゲスなバラエティの勘ぐりの中で湛君のコメントを溜飲下がる思ひで聞く。