富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

癸卯年正月十七日

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2019年の区議会選挙に出た四十七士の泛泛民主派候補者が国安法で国家政権転覆罪で検挙され3分の2に当たる31人がすでに認罪は自分の過ちを認めたのではなく法治もなき法廷で争つたところで公正な裁判などあり得ないのなら良心に逆らつてでも認罪した方がマシといふ判断なのだが今以つて梁“長毛”國雄君やレイモンド陳志全君らは罪状否認を決める。この記事(明報)が伝へるのは更に認罪の被告のうち4人が一連の裁判で控訴方つまり政府側の承認になるといふ。洗脳だとか思想的転向とも思へずむしろさうした痴呆演じることで国安法下の香港法治の劣悪を演出して見せる意図ではないかと思ひたい。さうであればまさに魯迅の阿Q的世界。

本日癸卯年正月十七日。気温摂氏3.3/14.4度。曇。朝イチで4日に初診の病院に参り内視鏡検査。食道から胃にかけて。これまで何度か香港でこの検査したことはあつが香港だと全身麻酔。今回これを経口で喉に少しの部分麻酔した程度でやつてH医師は内視鏡検査のお作法では地元でかなり評判ではあるが検査じたいはえげつない。内視鏡は喉こそするりと通り抜けたが、あんな太い管が食道から胃に貫通してゐると思つただけでも不快感で嗚咽続く。検査結果の映像を見ると2013年のときのものか胃と十二指腸の間あたりに潰瘍の痕跡がまだ残り、食道から胃に入るあたりに少し炎症があるが薬事治療するほどでもないといはれる。結局のところ今回の食道の詰まつた感じの原因は不明だが大事に至つてゐなかつただけでも幸ひか。

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ドワンゴ知事が地元の企業関係者ら率いての訪台で茨城PRしてゐるのださう。311の核禍で茨城の農産物も昨年まで台湾では禁輸措置とられ再開ことしたものゝ茨城は被曝地といふ印象あり。茨城の農産品の台湾での輸入拡大と台湾旅客の茨城訪問を期待で茨城空港台北便に加へ高雄便も就航とドワンゴ知事も満悦。

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二ヶ月に一度くらゐ顕正会の新聞が投函されるので読んでゐる。中国や北朝鮮など外敵に囲まれた危機的状況。これは日蓮大聖人の教へをきちんと体現してゐないから。それも創価学会の存在が諸悪の根源。反中、反学会と主張はかなり鮮明で過激だが不思議と自民党政権への罵詈讒謗がないのだから。