富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

ワクチン接種⑤

陰暦十一月五日。気温摂氏10.4/20.8度。曇のち雨(2mm)。実に5度目のワクチン接種。もはや21世紀のワクチンに身体が汚染されて廃人だらう。生い先長くもないし「これでいいのだ〜!」のでワクチン接種を敢へて拒まず、このドーピングに付き合つてゐる。県庁の大型接種会場で提出する書類の署名欄にアタシが「自分の署名」したことでスタッフあたふた。少し立場上の職員が出てきて婉曲に自分の氏名を楷書か、さう読める筆記するやう求められる。“Ce n'est pas une signature”と叫びたい。旅券もさうだがマイナンバーカードの署名とて勝手なのに。係員は「すみません、お役所仕事で」(形式的で、時間がかかり、実効のあがらない仕事ぶり)。この係員とて署名者本人の署名を認めず楷書で名前を書かせることの不合理はわかつてゐるのだが、それでも「ワケのわからない理由」に従はざるを得ず。まさに日本の判断がそれ。

社会学者で評論家の宮台真司が都立大構内で首切られ重傷:朝日新聞

都立大(元首都大学東京)構内で日暮れが早いとはいへ夕方の4時すぎで構内で誰も目撃者ないなかで斬りつけがあるとは……と思つたら都立大は目黒ではなく八王子に。相模線の南大沢駅が直近。言論に暴力はいけないが宮台先生のあの論調では憎む輩も少なくないだらう。

香港の党紙〈大公報〉で国安法堅持がいかに香港の安定、法治に有効か!といふプロパガンダ烈々表明。大陸での新疆ウルムチ市から上海、北京に広がつた反政府抗議活動にかうして3面も使ひ……は焦りの証左。法治以前の非文明社会で何が「アジアのワールドシティ」なのか。この記事で「特首提請人代釈法」だとかあるのは香港の国安裁判で反政府活動で逮捕された蘋果日報社主ジミー黎智英が英国の超一流の弁護士を雇つたことにつき香港市役所律政司が香港での専業権なき海外の弁護士を香港での裁判に雇用することは違法と提訴して香港最終裁がその訴へ棄却したことで思考停止の香港政府が全人代常委に「法律解釈」求めた件。香港市役所の小役人どもの自治の放棄といふ奴隷根性は見事。