富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

香港陥落から80年

陰暦十一月廿二日。気温摂氏0.6/12.7度。霧雨より昼前晴れ午後にミゾレあり。日本海側から東北、北海道にかけ数年来の強烈な寒波の由。


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日本軍侵攻での英軍敗退で香港陥落から80年。日本軍による3年8ヶ月に及ぶ香港占領。我々はもはや「近代の戦争」を実際に知らないが、それは嘘でも想定内の攻防が続くわけで第二次世界大戦では市街戦、空爆による市街地の破壊と無差別な一般市民の犠牲が生じて、その極みが原爆なのだが、香港占領では英軍が「降参」してゲームオーバーで投降式がきちんと開かれ日本軍が進駐し(1997年7月1日に香港の主権が英国から中共に移行し英軍が撤退し午前0時に合はせ人民解放軍が香港に入つたのはまさに同様)軍政の始まり。日本軍が香港の市街を行進するなか建物に洗濯物がかかつてゐるのは市井の生活はクリスマスイヴまでの英国統治と聖誕祭の今日からの日本軍統治でも市井の民草の生活は普通ではないものゝ綿々と続くことの証左。但し日本軍統治では英軍捕虜の極度の栄養失調や日本軍票乱発でハイパーインフレなど所詮、真っ当な軍政もできぬことを明らかに。

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香港大学で〈国殤之柱〉撤収されたのを皮切りに香港の各大学にあつた「反中雕塑」が軒並み姿を消す。あくまで「大学側の判断」で構造物放置での安全性等が問はれ、それに応じたもので政治的な忖度ではない(ことになつてゐる)。

 香港の大学で消される天安門事件の「記憶」 親中派が圧力:朝日新聞

中国「国内」つまり中共の統治下にあつて六四見直し=一党独裁反対主張の尊重などあり得るはずがないのである。