富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

東京五輪まであと3日

農暦六月十一日。暑さ猛々しいかぎり。出先でこの夏初めてコンビニで冷茶ボトル買つて水分補給。久々で茨城県立図書館訪ふ。この図書館は昨年春!に大規模改修工事で長期休館となりコロナ禍(といふ理由)で工事遅延続き途中何度か暫定的に開館したものゝまた閉館で数日前にやつと再開。それも結局のところロビーに星乃珈琲店が入つただけで、この工事に1年数か月費やしたのか(地元であればサザコーヒー入れるべきといふ声あり入札公正の結果か)。

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この案内も結局「星乃珈琲が入居しただけ」なのは一目瞭然。珈琲の販売カウンターがあつて個別席とテーブル席があるだけで、それは珈琲店のレイアウトとしては普通以外の何ものでもない。それなのに個別席を「珈琲と本を楽しむエリア」と呼び、テーブル席は何故か恰も「ハピネスミニマム」を象徴するやうに「ファミリー席」と称す。 静寂が求められる図書館のロビーに歓談喫茶はやめてほしい。


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元々、県議会議事堂だつた建物を、県庁が移転するのに合はせ県議会も、だからその建物を県立図書館に転用。躯体はそのまゝなので議事堂が閲覧室になるといふ奇妙で高校生とかが議員席に座つてゐるので「子ども議会」の模擬のやう。せめてもの救ひは広いロビーだつたのだが、それが星乃珈琲になつたことでスペースに余裕のあつた総合カウンターが隅に追ひやられ使ひ勝手のとても悪いものになつてしまつた。

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香港でCXがAmexと提携して発行してゐたカードを使つてゐた。Amazonなど通販では問題ないのだが先月からだつたか店頭でのカード決済だと撥ねられてしまふ。Amex暦30年でPカードも海外渡航多いときはホテルのアップグレードなどで重宝したが、さういふ時代ではないし年間手数料が香港でもHKD7.5Kで日本発行だと14万円だかで、それほどのメリットがあるか?といふと見栄以外のステータスがないやうに思へてCXのエリートカードがあれば良いかとPカードはやめてそれを使つてゐた。外貨での利用だとポイント=マイルがかなり貯まる。それが使へぬ不便で香港のAmexに電話して尋ねると、このカードは5月末で打ち切り……で代替のカードをすでに郵送済みといふ。CXの経営状態悪化の影響か。

f:id:fookpaktsuen:20210720154529j:plain「このコロナ禍で……」といふと「……ですね」で全てがそれを理由に恙なく進むもので香港内に届けたものは受け取れないだらうから、それは取消しにして数日中に再発行のカードを日本の住所にお送りしますよ、とAmex君。それもこの電話で口頭で住所を教へれば良いといふ。かういふ判断がその場で担当者の一存で問題解決となるのが香港の魅力的な効率の良さ。それもDHLで送料は先方負担で、といふのだからありがたい。旅先でカード盗難の場合の対応等と同じなのだらう。それにしてもこのカード、見た目がPどころか黒卡なのはご愛嬌。機転のきくAmex君に「日本でも大変でせうけどtake careで」といはれ当方も彼に「香港もhard daysが続くが頑張つて」と伝ふ。


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猛暑ですだちの冷酒をぐびぐび。家人が新加坡風に肉骨茶を煮てくれる。夏バテにはやはり南方の料理が滋養になる。


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昨年は買ひ損ねたが水府の「みとちゃんのプレミアム商品券」を入手。10,000円で13,000円の商品券だから3割お得。1人2セット(2万円分)までで取り敢へず1セットにしてみたが、これが使へるのはコンビニから傾城水戸、ユニクロや家電大型店迄で、それぢゃどこが地域の経済振興なのかわからないが、これほど使へるのなら数セット入手しても良かつた。この商品券引換所でアタシの前に並んでゐた中年夫婦は10セット入手してゐたが家族で子どもや孫から飼ひ犬まで応募させたのか。

東京五輪といへば開会式に関与する小山田某なる作曲家の去就が話題になつてゐるが誰だつたかの呟板に「海老蔵が開会式でやおら「オリンピックはこれ切り〜!」と終はらせてしまふといふ夢を見た」といふのがあつた。

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朝日新聞(2021年7月20日)夕刊

東京五輪は無観客も当然のところ鹿島は感染にも怖じけることなく小中学校が集団で観戦だけでも話題になるなか、こんなスポンサー配慮も呆れるばかり。大会組織委の解釈もおかしなものだが、それを真に受けるどころか拡大解釈とは。この記事で教委は「組織委の趣旨を正直に受け取った結果」とコメントしてゐるが、これは正直なのではなく「バカ正直」すぎ。