富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

東京五輪まであと10日


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駱駝牌(キャメルブランド)は香港の魔法瓶メーカーで生活に定着してゐたが古臭いでデザインで日本製など性能の良い真空ポットにシェアを奪われてゐたがノスタルジックなレトロデザインが再評価され当時のデザインのまゝ新製品を出して売上げ回復。大公報がこれを好意的に記事にしてゐるが背景には中国に対する「メイド・イン・香港」が脚光浴びたわけで香港生まれ育ちの本土派的な集団回億の象徴がこのキャメルブランドなのである。再生産になる前にアタシも駱駝牌のステンレス茶杯が好きで、昔ながらの家庭用品店に駱駝牌が他にもホコリかぶつて在庫があるのを見つけると買つてゐたら、それなりのコレクションになつてしまつた。

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東京は今日から4回目の緊急事態宣言。もはやこの宣言にも集団免疫できて日常は宣言前と何も変はらず。東京都の呟板(英語版)で「東京は緊急事態宣言で通勤の満員電車もご覧のやうに閑散」と呟いてみせたが、この右の国電の画像は昨年4月の初回の宣言時のもので、これは明らかに虚偽。これが指摘されて東京都はこの呟板を慌てて消去して素知らぬふり。経済再生担当の大臣・西村某の「酒類提供続ける飲食店への金融機関からの圧力」発言は本人が撤回してはみせたが、あれは実はこの西村某の勝手な判断ではなく関係省庁で事務方の小役人が内容すり合はせしてゐたものを西村某がうつかり公言してしまつたものらしい。自民党と政府は酒の販売業者に対する取引停止依頼も撤回。飲食店で酒類提供禁止することくらゐしか感染抑制の対策がないのだから絶望的。その上、飲食店と酒販売業者脅す側の国税庁で職員が自粛要請されてゐる飲み会をやつて感染とは。

東京五輪に向け選手村が地味に開村。何事にも「入念な準備とリハーサルが大切」な日本であと10日でいつたいどんな準備ができるのかしら。感染よりも何か事故が怖い。スガは五輪入国者に対して徹底的な感染防止と宣つたが海外からの取材のマスコミもホテル待機など行動制限されるはずが築地あたりぶらぶら散歩してゐたり感染防止など実際には無策。これで感染者でも出たら「そら、見たことか」だが政府にとつての唯一の確実な手段は「PCR検査などできるだけ感染発見機会削減」で感染者を見つけないことだらう。

読売新聞世論調査:内閣支持最低37%で横ばい・緊急事態「効果ない」56%

読売新聞の調査で、である。支持しないは53%で東京都に限ると支持は28%と更に低調。これで選挙に挑むのは野党も力不足とはいへ自民党もさすがに怖れるところ。

▼昨日、水戸市内原のイオンで家人の買ひ物を待つ間、ちょうど「お客さまの声」が丁寧に掲示されてゐて、それを読んでゐたら「新型コロナウイルスは従前からのインフルエンザよりも死亡率もリスクも低いことは明らかなのに、なぜここ(イオン水戸内原店)がワクチンの大型接種会場なのか、さういうことに協力は不要」といふ声あり。

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