富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

辛丑正月初一〈恭囍發財〉


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辛丑(かのとうし)年正月初一。恭囍發財。昔は正月三が日は新聞も休みだつたのに元旦新聞発行に先鞭をつけたのは蘋果日報だつた記憶。中共党紙も元旦発行あるはずだが今日の大公報はPDF版は見当たらず。香港の地方党紙(大公報)に比べても人民日報は格段に面白くない。さすが中央党紙。蘋果日報が元旦から伝へる中共のキナ臭いニュースは(WSJ紙からで)中国のネット大手Tencentの高層が中共公安解職された孫力軍にWeChat情報漏洩で身柄拘束の由。個人的な収賄といふことでTencent創業者の馬化騰に調査の手は及んでゐないが中国経済成長鈍化(それどころか悪化か)の中で財界への締めつけ厳しく馬化騰もアリババの馬雲と同じ境遇では?と。

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画像が上下逆になってしまいました(意図的ではありません)

香港で農暦正月といへばもう何年前からかしら米英の総領事館が競ふやうに面白可笑しい正月祝賀映像をネットに流し他国の総領事館も追従で、まるで競ふやう。

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米英の嗜好を凝らしぶりは大したもので毎年楽しみだつたが香港の民主化弾圧で英国が不愉快感示し米国はトランプの対中反発あり両国とも正月祝賀はするにしてはみせたが映像が投げやりで暗さすらあり。いずれも顔本に載せてあるものだが英国(こちら)と米国(こちら)。それに対して日本の在香港総(こちら)の明るさといつたら特筆すべきもの。ぴょんぴょん跳び跳ねながら広東語で新年祝詞のW総領事。
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