香港市役所が設計中の〈健康ID〉は、これもまた市民管理に使はれるのでは？といふ懸念あり。大公報はもちろん、これも「救港」の政策の一環とほめるのだが。国安法施行から３ヶ月で28人が検挙されたのだといふ（蘋果日報）。香港独立どころか政府批判だけで国家の分裂扇動となる。
中共がウイグルへ思想教育を強化 習主席が正当性主張：朝日新聞
中共が抑へつけるものにかゝる圧力の強さ、そのマグマが蓄積される。中共はさらにそれを抑へやうとするわけだが限界点はどこにあるのか。アタシが生きてゐるうちに中共の崩壊つてあるのかしら（おそらくないやうな気がする）。中国共产党万岁！
母と国道６号線（旧水戸街道）南下して土浦へ。鉄道でも小一時間で各停のG車でも乗れば快適だが母が土浦驛から歩くのも何なのでTimesで初めて自動車を拝借。自動車をアプリで予約しておけばTimesの駐車場は偶然にも家のほゞ目の前で、Timesの会員証を窓のセンサーに翳すとドアのロック解除され車内のブローブボックスに今日ドア開閉に使ふキーあり。自動車はスズキのスヰフトでアタシからするとスポーツカーである。土浦は昔からさうなのだが水戸に比べての郊外から市内に自動車混雑がひどい。
母の関心は土浦市立博物館で開催中の「土浦病院と小川芋銭」展。茨城は牛久に住ふ芋銭。石島ゑい（1885〜1977）は茨城は大谷瀬村（現結城市）出身で医学志し産婆になり25歳で日本医学校（現日本医科大）で学び開業免許とり茨城では初の女医。石島病院を土浦に開き、それが後の土浦病院。ゑいの夫・績（いさお）は茨城県の初代保健所所長。芋銭は石島夫妻と交流厚く石島医院に多くの芋銭の書画が遺つてゐる。陋宅にも芋銭が借金返済の詫び状のやうな書状あり。
自動車なのだから折角だから筑波研究学園都市の方に行かうといふことになり昼は母が「ご馳走するから」と松乃家で鰻重。見た目はこってりだが炭火焼きでじつにさっぱりとした味。
Chocolat Blancでケーキ購ふ。午後１時すぎに訪れたら多くのケーキは午前中ですでに売り切れの人気店。
常磐高速道路を北上して那珂インターで高速下りて瓜連町（現那珂市）に向かふ。蕎麦の花があちこち見事に咲いてゐる。
母のお目当ては瓜連町内にある千葉酒店。酒屋なのだが自家焙煎の珈琲豆が人口に膾炙し水戸からも客が珈琲豆を買ひにくるといふ。街道沿ひの古い商売家が現存。ご不浄お借りしたが近ひ勝手良い上に設へは見事な商家住宅。
水戸に戻り15時に自動車を返納。30分前にカーナビに「予定時間終了近いですが定刻で返納できますか？延長しますか？」と連絡あり。返納の前に車にあつたカード使つて給油したら、すぐに「給油ありがとうございました」とメッセージあり440円だか車両使用料から割引。６時間借りて４千円余でガソリン代は借料に含まれ……自家用車維持するより必要なときに借りるほうがずつと無駄がないはず。
早晩に帰省中の、小中同級のIJ君と圓坐で飲む。IJ君は小学生の時からクラシック音楽に明るく、かなり影響を受けた。その足で近くのとり三へ。冨永酒造の〈剛烈〉を飲む。
帰宅してショコラブランのモンブランケーキ頬張る。
