当初、大陸からの感染が恐れられ飲食店など「大陸人お断り」までされてゐたのが今では欧州からの感染恐れられるとは。ここ三、四日で海外からの帰港者感染著しく感染者が蘭桂坊で酒飲み遊んでゐたとか人気のフィトネスクラブにも通つてゐたとか口罩せぬ彼らが警戒される。陶傑先生はこれをMaskismと呼んでみせた。この疫禍の原因が何かは別にして、この外国危険視は黄禍に対するアンチテーゼ的なものと思へなくもなし。
これだけ感染が増え経路も多様化しても新聞の感染地図は執拗に情報を視覚化するのが凄い。
尊子の政治一コマ漫画も外国からヰルスがやつてきてもヰルスとわかりながら発熱なければ腕輪させ「自宅で待機してくださいね」の通関、路上で防疫もせず酒にへべれけな猫といふ揶揄。
今日は彼岸のお中日。とらやの〈桜の里〉をいたゞく。